東京科学大学、初代理事長候補に大竹尚登氏

 東京医科歯科大学と東京工業大学は2024年6月19日、大竹尚登氏を東京科学大学の初代理事長候補者に決定したと発表した。大竹氏は、現東京工業大学科学技術創成研究院教授、同研究院長。今後、文部科学大臣に申し出を行い、指名を受ける見通し。

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東京科学大学(Science Tokyo)
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  • 初代理事長候補者に決定した大竹尚登氏

 東京医科歯科大学と東京工業大学は2024年6月19日、大竹尚登氏を東京科学大学の初代理事長候補者に決定したと発表した。大竹氏は、現東京工業大学科学技術創成研究院教授、同研究院長。今後、文部科学大臣に申し出を行い、指名を受ける見通し。

 東京科学大学は、東京医科歯科大学と東京工業大学の統合により、10月1日に誕生する新大学。6月18日に東京科学大学の長の合同選考会議が開かれ、大竹氏を初代理事長候補者として全会一致で決定した。「科学で善き未来を拓く」という明快で夢のあるビジョンを打ち出し、先見性に富み、体系的かつ具体的な構想を示したことなどから、選考基準を高い水準で満たし、法人運営を担う人物としてもっとも適任と判断したという。

 選考会議では、東京科学大学の管理運営体制の強化を図るため、大学総括理事(東京科学大学長)を置くことをあわせて決めた。

 大竹氏は、2018年度より東京工業大学科学技術創成研究院教授、2022年度より同研究院長、同研究院基礎研究機構長。研究分野は、機械材料学、機能性薄膜。2023年度には、科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(研究部門)を受賞している。

 任期は、10月1日から2028年3月31日までの3年6か月。今後、文部科学大臣に申し出を行い、指名を受けることになる。

 大竹氏は「10月1日に誕生する東京科学大学(Science Tokyo)の理事長候補に選出された責任を重く受け止めています。私たちは両大学の歴史と文化が凝縮した、『医科』『歯科』そして『工業』を収斂し、『科学』の2文字に皆の心を託しました。大学、教職員そして学生が、社会とともに善き未来を描き、新学術・新産業の創成や感染症・カーボンニュートラルなどの社会課題への対応に挑戦していく、活力と善意に満ち溢れた大学をつくっていきます」とコメントしている。

《奥山直美》

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