サイアンスアカデミーは、2026年9月27日より、高校生から社会人までを対象とした無料オンラインセミナー「日曜朝最先端探訪シリーズ」2026年秋学期を開催する。医学や物理学、ロボット工学など6分野の第一線で活躍する研究者や専門家を講師に迎え、ZoomによるLIVE配信で各分野の最前線を解説する。
同セミナーは、AIによって膨大な知識に誰もが瞬時にアクセスできるようになった現代における、新しい「教養」のあり方を提案することを目的としている。単に多くのことを知っているだけでなく、テクノロジーや科学、ビジネス、アートなど、さまざまな領域の最先端に触れ、その本質を見抜き、何が問題で何が未知なのかを捉え、自分なりの視点をもつことの重要性を伝える。日曜の朝の75分間で、知的好奇心を満たし、世界の見方を広げる機会を提供する。
2026年秋学期は、「医学」「物理学」「美学」「生命科学」「農学」「ロボット工学」の6分野に、番外編を加えた全7回のプログラムで構成される。文系・理系を問わず、幅広い興味関心に応える内容となっている。
初回となる9月27日は、「医学」をテーマに、順天堂大学医学部の石川 大氏が登壇。「便を薬にする!? ― 便移植治療の臨床最前線」と題し、近年注目を集める腸内細菌叢を利用した治療法の現在地について解説する。医療の常識を覆す可能性を秘めた研究のようすがうかがえるだろう。
10月4日の番外編では、慶應義塾大学の冨田 勝氏が「一日二食 ― 超合理的な健康戦略」について講演する。多くの人が習慣としている食生活を見直し、健康に対する新たな視点を得ることができる。
10月11日のテーマは「物理学」。バークレー国立研究所の久保田しおん氏が「宇宙の謎を追って、ハーバード大学から地下1.5kmへ」と題し、素粒子物理学の壮大な世界へと誘う。宇宙の根源的な謎を解き明かすため、なぜ地下深くで実験が行われるのか、その最前線に迫る。
11月8日は「美学」の領域を探究する。関西大学文学部の石津智大氏が「なぜ人は『美しい』と感じるのか ― 神経美学の最前線」をテーマに講演。アートやデザインに対する人間の感覚的な反応を、脳科学的なアプローチから解明しようと試みる神経美学という新しい学問分野を紹介する。
11月15日は「生命科学」がテーマ。ケンブリッジ大学および東京科学大学地球生命研究所の野田夏実氏が「火星を再現して生命誕生の謎に迫る」と題し、地球外生命の可能性や生命の起源という根源的な問いに挑む研究について語る。実験室で太古の火星環境を再現し、生命が誕生する条件を探るアプローチは、子供たちの探究心をおおいに刺激するだろう。
11月29日は「農学」に焦点をあてる。山形大学農学部の江頭宏昌氏が「消えゆく野菜は、なぜ魅力的なのか」をテーマに講演。市場から姿を消しつつある在来種や伝統野菜がもつ価値や魅力について、生物多様性や食文化の観点から解説する。身近な「食」を新たな視点から捉え直すきっかけとなる。
最終回となる12月13日のテーマは「ロボット工学」。CYBERDYNEのCEOであり筑波大学教授の山海嘉之氏が「人間の機能再生・機能拡張の最前線」について講演する。サイボーグ技術に代表される、人と機械が融合するテクノロジーが、医療や福祉の現場でどのように活用され、人間の可能性を広げているのかを解説する。
セミナーはすべてZoomによるLIVE配信で行われ、見逃し配信の予定はない。参加には事前の登録が必要となる。詳細は公式Webサイトで確認できる。
◆日曜朝最先端探訪シリーズ 2026年秋学期
日程:2026年9月27日(日)より全6回+番外編1回
時間:9:00~10:15
形式:ZoomによるLIVE配信(見逃し配信なし)
参加費:無料
対象:高校生から社会人まで(文系・理系不問)
申込方法:Peatixより事前登録
【2026年秋学期プログラム】
・2026年9月27日(日)医学
石川大(順天堂大学医学部)
「便を薬にする!? ― 便移植治療の臨床最前線」
・2026年10月4日(日)番外編
冨田勝(慶應義塾大学)
「一日二食 ― 超合理的な健康戦略」
・2026年10月11日 物理学
久保田しおん(バークレー国立研究所)
「宇宙の謎を追って、ハーバード大学から地下1.5kmへ」
・2026年11月8日(日)美学
石津智大(関西大学文学部)
「なぜ人は『美しい』と感じるのか ― 神経美学の最前線」
・2026年11月15日(日)生命科学
野田夏実(ケンブリッジ大学/東京科学大学地球生命研究所)
「火星を再現して生命誕生の謎に迫る」
・2026年11月29日(日)農学
江頭宏昌(山形大学農学部)
「消えゆく野菜は、なぜ魅力的なのか」
・2026年12月13日(日)ロボット工学
山海嘉之(CYBERDYNE社 CEO/筑波大学教授)
「人間の機能再生・機能拡張の最前線」

