働く母親6割「2人目出産ためらう」…所沢市の問題に触れ

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「2人目の育休で退園ルール」についての体験や考え
  • 「2人目の育休で退園ルール」についての体験や考え
  • 子どもを預ける環境が仕事選びやキャリア形成に影響したか、すると思うか
  • 子どもを預ける環境が仕事選びやキャリア形成に与えた影響
  • 影響を軽減するための改善点
  • パートなどが入園に不利になりやすい状況について
  • 「女性活用」の議論について
 埼玉県所沢市が第2子の育休を理由に第1子の保育園退園を求めた問題に対し、6割の女性が「2人目出産をためらうきっかけになる」と考えていることが8月27日、日本労働組合総連合会の調査結果から明らかになった。子どもを預ける環境は、8割がキャリア形成に影響するとした。

 調査は8月12~14日、過去5年以内に在職中の妊娠経験がある20~40代の女性654人を対象にインターネットで実施した。妊娠時の雇用形態は、非正規59.7%、正規40.3%。

 所沢市の「2人目の育休で退園ルール」については、59.9%が「2人目を産むのを躊躇(ちゅうちょ)するきっかけになると思う」と回答。「必ず戻れるなどのルールをきちんと作るべき」49.7%、「安心して育休をとれるように保育園の定員を増やしてほしい」41.4%、「2人目を産むにあたって、職場を辞めるきっかけになると思う」34.4%と続いた。

 一方、「女性が働くことと子育て」について、保育園や学童保育など、子どもを預ける環境が仕事選びやキャリア形成に影響するかについては、83.6%が「影響がある」と回答。実際の影響は、「時短制度など働き方の変化」(50.2%)、「仕事を辞めざるをえなかった」(32.6%)、「雇用形態を変えざるをえなかった」(30.1%)の順に多かった。

 影響を軽減するための改善点は、「保育園などの託児施設の増設・増員」が60.5%と最多。続いて、「保育園などの託児費の補助金支給」42.6%、「保育園などの託児時間の延長といった時間対応の柔軟化」38.4%と、上位3つを保育園など託児に関する項目が占めた。

 また、保育園の入園審査において労働時間や勤務日数などで差があり、パートなどが不利になりやすい状況については、69.9%が「フルタイムでの勤務でなくても、入園に不利にならないようにした方が望ましい・するべき」とした。非正規に限ると、75.8%にのぼった。

 このほか、最近話題となっている「女性活用」の議論に対する考えは、1位「女性だけに働くことと家事・育児の両立を求める風潮に疑問」(55.7%)、2位「現場の声が届いていない、机上の空論」(45.1%)、3位「非正規社員の女性の働き方にも目を向けてほしい」(41.6%)であった。
《奥山直美》

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