小さな子どもの8割以上がオンライン動画を視聴、購買行動にも影響

 3歳から6歳の子どもの8割以上がオンライン動画を視聴しており、オンライン動画をきっかけに製品やサービスを買い与えたことがある保護者が多いことが、動画マーケティングを支援するViibar(ビーバー)の調査により明らかになった。

デジタル生活 未就学児
子どもがオンライン動画をみることがあるか?
  • 子どもがオンライン動画をみることがあるか?
  • オンライン動画をきっかけに子どもに何らかの製品やサービスを買い与えたことがあるか?
  • どのような動画を視聴したのか?
  • 動画を視聴した結果、どのような製品・サービスを購入したのか?
  • (左)テレビを見ている平均時間/(右)オンライン動画を見ている平均時間
  • オンライン動画をどんなデバイスで見せているか?
  • 子どもにオンライン動画を見せる理由
  • 子どもがスマートフォン・タブレットを利用できるしているか?
 3歳から6歳の子どもの8割以上がオンライン動画を視聴しており、オンライン動画をきっかけに製品やサービスを買い与えたことがある保護者が多いことが、動画マーケティングを支援するViibar(ビーバー)の調査により明らかになった。

 「子どもとオンライン動画に関する調査」は、Viibar が3歳から6歳の子どもがいる20代から40代までの男女333名を対象に実施した。なお、オンライン動画とはパソコン、スマートフォン、タブレットなどを用いて、You Tube、Facebook、Twitter、ツイキャス、ニコニコ動画、Gyao、Hulu、Netflix、Amazon、各種アプリなどのサービスから視聴するすべての映像を含んでいる。

 「子どもがオンライン動画を見ることがある」と回答した保護者は83.8%、また68.7%の保護者が「オンライン動画をきっかけに子どもに何らかの製品やサービスを買い与えたことがある」と回答し、オンライン動画の視聴が購買行動に大きな影響を与えていることが明らかになった。

 子どもが視聴した動画は「You Tube全般」という回答を除くと、1位が「仮面ライダーなどの戦隊もの」、2位「プリキュアなどの女子系アニメ」、3位「レオンチャンネル」、4位「トミカ・プラレール」、5位「アンパンマン」。また、動画を見て実際に購入したものは、1位「仮面ライダーなどの戦隊もの」、2位「けん玉やストライダーなどのスポーツ系」、3位「トミカ・プラレール」、4位「アンパンマングッズ」、5位「妖怪ウォッチなどのアニメグッズ」という結果だった。

 子どものオンライン動画とテレビの視聴時間を比較すると、オンライン動画では71%、テレビでは80%の保護者が「1~3時間」と回答したが、「6時間以上」という回答もオンライン動画で3%、テレビで2%あった。

 子どもにオンライン動画を見せる理由は、「子どもが見たがるため」がもっとも多く、「しばらくおとなしくさせるため」「新しいことに興味を持たせるため」「デジタル機器に慣れさせるため」が続いた。

 また、オンライン動画を見ているデバイスは「スマートフォン」が最多となり、ついで「タブレット」「パソコン」だった。子どもが使うスマートフォンやタブレット端末は「親が所有するものを貸している」が58%だったが、「子ども専用のものを買い与えている」という人も9.3%いた。

 子どもがスマートフォンやタブレットを利用することに関して、「教育上よくないと思う」が35%。一方で、「将来役に立つと思う」が26%となり、大きく意見が分かれる結果となった。
《外岡紘代》

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