学校・博物館など3万か所、H31年度までに無線LAN整備

 総務省は12月26日、平成31年度までに全国の学校や市民センター、公民館、博物館など約3万か所に公衆無線LAN環境を整備する「防災等に資するWi-Fi環境の整備計画」を公表した。災害時は情報伝達手段として、平時は教育や観光などに活用する。

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Wi-Fi環境の整備イメージ
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  • Wi-Fii整備状況・整備予定
  • 都道府県別 整備予定数および整備済み数(グラフ)
 総務省は12月26日、平成31年度までに全国の学校や市民センター、公民館、博物館など約3万か所に公衆無線LAN環境を整備する「防災等に資するWi-Fi環境の整備計画」を公表した。災害時は情報伝達手段として、平時は教育や観光などに活用する。

 「日本再興戦略2016」「世界最先端IT国家創造宣言」に基づき、外国人旅行者などが観光・災害時にも利用しやすいWi-Fi環境を実現するため、平成31年(2020年)までに主要な観光・防災拠点における重点整備個所への無料Wi-Fi環境の整備を推進する。整備目標数は、平成29年度から31年度までの3か年で、約3万か所(整備済みを含む)とする。

 Wi-Fi環境の整備状況は、地方公共団体への調査結果によると、約1万4千か所が整備済み(整備済み率47%)。今後、残りの約1万6千か所の整備を進める。整備予定である約1万6千か所の内訳は、避難所に指定された学校や市民センター、公民館、官公署などが約1万5千か所、博物館や文化財、自然・都市公園、案内所など被災場所として想定される公的拠点が1千か所。計画的に整備の推進を図るとしている。
《工藤めぐみ》

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