子どもの教育トレンドは「3つのE」 中学受験を考える年収ボーダー判明

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子どもの教育に関する悩みの有無
  • 子どもの教育に関する悩みの有無
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  • 月の教育費
  • 子どもの教育に関する意識と月の教育費の平均
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 Insight Techは7月31日、子どもの教育に関する調査の結果を発表した。Insight Techが運営する不満買取センターをとおして収集した「子どもの教育」に関する声を分析したもので、現代の教育トレンドには「3つのE」とその鍵をにぎる「2つのM」があるという。

 調査は2017年6月、不満買取センター会Webサイト内にてアンケートを実施し、会員1,000人から回答を得た。その結果から、現代の教育トレンドは、「Early(早期)」「English(英語)」「Encourage(ほめて伸ばす)」の3つのEであり、「Mother(母親)」と「Money(お金)」という2つのMが鍵を握っていると分析している。

 回答者1,000人のうち、男性77.1%、女性82.1%が子どもの教育に関する悩みを抱えている。教育に関する情報取得元は、女性は「インターネットサイト」51.0%、「自身の友人・知人」39.7%、「同じ学校の保護者」33.7%の順に多く、男性は「自身の配偶者」が48.6%ともっとも多く、ついで「子ども自身」40.8%「インターネットサイト」28.5%だった。

 子どもの教育に関する意識については男女差があり、「教育に高い費用をかけても効果が出るとは限らない」と女性の46.8%が感じているのに対し、男性は36.9%と10ポイント程度の差があった。一方で、「子どもの教育にお金をかけても構わない」と感じる男性は38.0%で、女性の29.5%を上回った。

 習い事に関して、0~2歳児では「習い事をしていない」が69.7%だったが、幼稚園・保育園では37.3%と大きく減少。幼稚園・保育園の習い事では「英会話・英語教室」22.3%最多で、どの学齢層よりもその割合が高かった。

 また、子どもの教育で「やってよかったこと」でも、幼稚園・保育園では英語の16.6%がもっとも多い。英語は「やればよかったこと」においても、全体で2位になっている。小学校高学年から高校生に向けて増加傾向にあり、高校生では23.6%が「やればよかったこと」として回答している。

 年収800万円以上になると、中学受験を考える人が増加することも明らかになった。700~800万円未満では11.3%だったのが、800~900万円未満になると27.6%に増え、900万円以上の世帯では3割以上となっている。

 子どもの月の教育費は、全体の39.9%が「5,000円未満」、20.1%が「5,000~1万円未満」、10.5%が「1~1万5,000円未満」と回答。子どもの学齢があがるにつれて教育も高くなり、中学生でピークを迎える。「2~3万円未満」が24.8%を占めており、高校受験対策として学習塾に通う人が増えることが一因とみられる。

 子どもの教育に関する意識と月の教育費の平均を分析したところ、教育熱心と自覚する人は、そのとおりにもっとも教育費をかけていることがわかったという。「子どもの教育には熱心な方だ」と答えた人は、月の教育費が平均2万1,997円だったのに対し、「勉強ができなくても元気に育ってくれればいい」とした場合は平均9,772円だった。

 「子どもへの教育は学校への授業だけで十分だと思う」と答えた回答者はわずか5.4%だった。Insight Techは、グローバル化、IT化、AIの浸透に伴い、教育現場がますます多様化していく中で、個々の家庭での対応が重要となっていくと予想しており、今は「教育自己責任時代」と言えるとまとめている。子どもの教育に関する調査の結果は、Insight TechのWebサイトに掲載されている。
《黄金崎綾乃》

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