日本HP、火星生活に必要なインフラデザイン募集…エントリー締切10/31

 日本HPは、米国・HPらが進める国際的プロジェクト「HP Mars Home Planet」の一環として、国内学生からアイデアを募集するプログラム「Project MARS - Education League JP -」を始動した。10月31日まで学生の参加応募を受け付ける。

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 日本HPは、米国HPらが進める国際的プロジェクト「HP Mars Home Planet(エイチピーマーズホームプラネット)」の一環として、国内の高校生や大学生からアイデアを募集するプログラム「Project MARS - Education League JP -(プロジェクトマーズ エデュケーションリーグ ジェイピー)」を始動した。10月31日まで参加応募を受け付ける。

 「HP Mars Home Planet」は、火星での人類100万人の暮らしをVRで模擬体験することを目指した国際的プロジェクト。米国HPとNVIDIA社が、Autodesk社、Fusion社、Launch Forth社、Technicolor社、Unreal Engine社、VIVE社と協力して実施する。火星において、火星の気候や大気に適応した暮らしを人類がどのように維持できるか、建物、車、農場、衣服などさまざまな観点について世界中からアイデアを募り、探っていくことを目的としている。

 「HP Mars Home Planet」は、3部のプログラム構成で1年間にわたって実施される。第1部のプログラムでは、特定の場所における移動手段やインフラを中心に考え、アイデアを募る。第2部では3Dデータの作成(モデリング)を行い、第3部ではVRデータ作成(レンダリング)を行う、という一連の流れを通して、火星での生活をVR体験できるようになる予定。優れたアイデアは、NASAの調査に基づいたFusion社のVRシミュレーションゲーム「Mars 2030」のMars Valley地帯に構築されるという。

 日本においては、学生向けプログラム「Project MARS - Education League JP -」として、「HP Mars Home Planet」の第1部と第2部を国内の学生を対象に実施する。学生は3~5名のチームで参加。第1部では、人類が火星で生活するうえで必要な建物、都市、乗り物などのインフラのアイデアを考えエントリーする。優秀賞に選ばれたチームは、第2部で協力団体や企業の専門家による支援のもと、仮想都市のアイデアを3Dデータとして具体的なデザインに完成させる。完成作品は「HP Mars Home Planet」にエントリーされ、本プロジェクト第3部の審査対象として、VRデータ作成へと進むという。

 国内学生の宇宙に対する興味を喚起し、世界で活躍する機会を提供することを目的に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や、エヌビディア、オートデスク、日本マイクロソフトが協力し、ワークショップやオンラインでのコミュニケーションを通じた支援を行う予定。参加チームは、火星に関する科学的な知識や最新のコンピューターソフトウェア技術を使った表現方法を学ぶことができるのも大きな魅力のひとつだ。

 対象は、国内の高校生、高等専門学校生、大学生、大学院生、専門学校生。3~5名のチームで応募し、2018年半ばまでを予定している「HP Mars Home Planet」第3部まで参加可能なことが応募条件。10月31日まで日本HPのWebサイトにて参加応募を受け付けており、12月10日までに考えたアイデアを自由形式でエントリーする。なお、参加者には10月29日に大阪で、11月12日に東京で開催される日本HP主催のワークショップへの参加を勧めている。

◆Project MARS - Education League JP -
応募条件:
・応募時点で国内の高校生、高等専門学校生、大学生、大学院生、専門学校生であること
・3~5名のチームを形成し、チームで応募すること
・「HP Mars Home Planet」第3部まで参加可能なこと(2018年半ばまでの予定)
応募方法:日本HPのWebサイトから応募する
応募締切:2017年10月31日(火)
エントリー締切:2017年12月10日(日)18:00(アイデアの提出期限)
※参加者には、10月29日(日)大阪、11月12日(日)東京で日本HPが主催するワークショップへの参加を勧める(参加の絶対条件ではない)
※大阪、東京以外の場所でのワークショップの開催は個別に案内予定
《畑山望》

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