【センター試験2018】河合塾、7科目・3科目ともに高得点取りづらい状況と分析

 河合塾は2018年2月2日、Kei-Netに「2018年度大学入試センター試験概況分析」を掲載。大学入試センターより発表された受験者数や科目別平均点のほか、河合塾の自己採点集計「センター・リサーチ」参加者の得点分布などをまとめている。

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河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」
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  • 2018年度センター試験 志願者数・受験者数推移
  • 2018年度センター試験 「センター・リサーチ」英語(筆記)と数学II・数学B
  • 2018年度センター試験 「センター・リサーチ」7科目型・3科目型受験者の得点分布
 河合塾は2018年2月2日、Kei-Netに「2018年度大学入試センター試験概況分析」を掲載。大学入試センターより発表された受験者数や科目別平均点のほか、河合塾の自己採点集計「センター・リサーチ」参加者の得点分布などをまとめている。

 2018年度センター試験の志願者数は58万2,671人。1月13日・14日の試験当日は、雪の影響で試験時間の繰下げが行われた会場もあったが、55万4,212人が受験。志願者数・受験者数はいずれも前年比101.2%と若干増加したが、受験率は95.1%と前年並みだった。

 受験科目数別受験者の割合をみると、3科目の受験者数が前年より4,629人増加。私立大でセンター試験利用入試が拡大しているためとみられる。そのほか、4科目受験者と6科目受験者も増加したが、7科目以上の受験者は減少。河合塾では、7科目を利用する大学が多い国立大学全体の志願者減が影響していると分析した。

 科目別の実施状況では、「英語」の筆記の平均点は前年並みだったものの、リスニングが難化した影響で全体の平均点は低下。リスニングの平均点は2006年のリスニング試験開始以来、もっとも低い22.67点だった。「数学I・数学A」「数学II・数学B」では大きな変動なし。「国語」は2年連続の平均点ダウンとなった。「理科」「地歴」「公民」いずれも科目間の平均点差は比較的小さく、得点調整は実施されなかった。

 河合塾の自己採点集計「センター・リサーチ」参加者の得点分布をみると、7科目型では平均点に大きな差はなかった。しかし、文系・理系ともに720点(得点率8割)以上の高得点層が前年から1割程度減少した。河合塾によると、要因は主要科目である「英語」の筆記や「数学II・数学B」。平均点に変化はなかったが、いずれの科目も成績上位層が減少したためだという。概況に掲載されたグラフをみると、「英語」の筆記は前年度よりも分布のピークが中央寄り、「数学II・数学B」は前年度よりも中央部分が小高い山型になっていることがわかる。3科目型は、7科目型以上に高得点層で減少が目立ち、400点未満の層が増加した。

 河合塾は2018年度センター試験について、7科目型・3科目型ともに高得点が取りづらい状況がうかがえるとコメントしている。
《黄金崎綾乃》

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