2017年度の国内eラーニング市場規模は2,000億円

 矢野経済研究所は2018年5月8日、国内eラーニング市場に関する調査結果を発表した。2017年度の国内eラーニング市場規模は、前年度比13.2%増の2,000億円の見込み。今後は、AIを活用した学習サービスの増加も予見されている。

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 矢野経済研究所は2018年5月8日、国内eラーニング市場に関する調査結果を発表した。2017年度の国内eラーニング市場規模は、前年度比13.2%増の2,000億円の見込み。今後は、AIを活用した学習サービスの増加も予見されている。

 国内eラーニング市場に関する調査は、eラーニングシステム開発・構築・販売事業者、eラーニングコンテンツ開発・製作・販売事業者、eラーニングを介した研修や講義を提供・運営する事業者(学習塾、語学学校、研修事業者)などを対象に、電話・FAX・メールによるヒアリング、文献調査を併用して実施した。調査期間は2018年1月~3月。

 同調査におけるeラーニングとは、インターネットなどのネットワークを利用した学習形態を対象とし、ゲーム機やパソコン向けソフトウェアを利用したものを除いている。

 2017年度の国内eラーニング市場規模は、前年度比13.2%増の2,000億円となる見込み。内訳は、法人向け(企業・団体内個人を含む)のBtoB市場規模が前年度比3.9%増の620億円、個人向けのBtoC市場規模が前年度比17.9%増の1,380億円となり、前年度に引き続き両市場とも拡大の見込みとなった。

 2017年度は、学習塾・予備校の映像授業が引き続き堅調であったほか、主要通信教育事業者はサービス体系の見直し、サービスラインアップの拡充が良い影響を与え、ユーザー数を着実に増加させた。なお、BtoC市場では無料サービスも多く、市場規模の拡大以上にサービス数、ユーザー数は増加していると推測されている。

 2018年度の国内eラーニング市場規模は、前年度比3.6%増となる2,071億円と予測されている。BtoB市場は、顧客企業の人材育成投資の活発化により堅調推移を継続させると予測。BtoC市場は、参入事業者間の業績に好不調が生じる可能性はあるが、総じて当該領域における大半のサービスが伸長するものとみられている。

 ここ数年、試験的な取組みを含めてAI(人工知能)を取り入れた学習サービスが登場している。今後は、学習者のレベルに応じた学習を提供する「アダプティブラーニング」を目的に、AIを活用した習熟度合いに応じた学習サービスの増加が予見されている。
《外岡紘代》

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