2018年雨シーズン、沖縄いよいよ梅雨明けか…近畿地方は大雨に注意

 梅雨前線の停滞により、平成30年6月21日にかけて全国的に広い範囲で大雨となる恐れがある。大きな地震があった近畿地方では、地盤が緩んでいる土地もあり、特に注意が必要となる。一方、沖縄では今週中にも梅雨明けとなりそうな気配だ。

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 梅雨前線の停滞により、2018年6月21日にかけて全国的に広い範囲で大雨となる恐れがある。大きな地震があった近畿地方では、地盤が緩んでいる土地もあり、特に注意が必要となる。一方、沖縄では今週中にも梅雨明けとなりそうな気配だ。

 気象庁によると、梅雨前線が6月19日夜に活動を強めながら九州を北上し、6月20日から21日に西日本から東日本に停滞。梅雨前線上の低気圧が21日にかけて、西日本と東日本の太平洋側を進むため、前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が入り、西日本から東日本の太平洋側を中心に大気の状態が非常に不安定になり、雷を伴った激しい雨が降る見込み。

 6月21日午前6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で近畿地方300ミリ、四国地方・九州南部地方200ミリ、東海地方160ミリ、関東甲信地方・奄美地方150ミリ、九州北部地方120ミリ。

 6月18日に大きな地震が発生した大阪府北部では、地盤が緩んでいる所があり、少ない雨でも土砂災害が発生する恐れがある。

 6月21日から27日までは、東日本と西日本では前線や湿った空気の影響から曇りや雨の日が多くなりそう。24日ごろにかけて、前線の活動が活発になり、西日本を中心に大雨となる恐れもある。北日本は、高気圧に覆われて晴れる所もあるが、気圧の谷や湿った空気の影響で曇りの日が多くなる予想。沖縄・奄美は、後半で晴れる日が多くなりそう。

 気象庁のデータによると、沖縄の梅雨明けは平年6月23日ごろ。昨年、2017年は6月22日ごろだった。沖縄では、梅雨前線が離れつつあり、いよいよ梅雨明けが近づいているようだ。
《奥山直美》

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