【大学受験2021】共通テストは1/16・17、国語100分に延長

 文部科学省は2019年5月29日、大学入試センター試験に代わって導入する2021年度(令和3年度)大学入学共通テストの実施大綱案などを公表した。初の実施日は2021年1月16日と17日。試験時間は、記述式問題を導入する「国語」100分、「数学I」「数学I・数学A」70分となる。

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(※編集部追記)
 最新情報は【大学入学共通テスト2021】試験期日は令和3年1/16・17、日程・教科・科目・時間割・中間発表ほか受験スケジュールにて更新中。

 文部科学省は2019年5月29日、大学入試センター試験に代わって導入する2021年度(令和3年度)大学入学共通テストの実施大綱案などを公表した。初の実施日は2021年1月16日と17日。試験時間は、記述式問題を導入する「国語」100分、「数学I」「数学I・数学A」70分となる。

 大学入学共通テストは、大学(専門職大学、短期大学、専門職短期大学を含む)入学志願者を対象に高校(中等教育学校、特別支援学校高等部を含む)の段階における基礎的な学習達成の程度を判定し、大学教育を受けるために必要な能力について把握することが目的。5月29日開催の「『大学入学共通テスト』検討・準備グループ」の会議で、大学入学共通テスト実施大綱案や大学入試英語成績提供システム運営大綱案が示された。

 大綱案では、大学入学共通テストの実施期日を「1月13日以降の最初の土曜日および翌日の日曜日」と記し、初回となる2021年は1月16日と17日とした。出題教科のうち、「国語」「数学I」「数学I・数学A」はマーク式問題に加え、記述式問題を出題する。外国語「英語」は、リーディングとリスニングで構成する。

 試験時間は、「国語」100分、「数学I」「数学I・数学A」70分。記述式問題の導入により、現行の大学入試センターより、「国語」は20分、「数学I」「数学I・数学A」は10分、試験時間が延びる。「英語」は、リーディング(80分)とリスニング(60分)で試験時間を分けて実施する。

 英語4技能を評価するため、大学入試英語成績提供システムで活用する民間の資格・検定試験については、「原則として、入学志願者が2020年(令和2年)の4月から12月までの期間に、大学入試センターが発行する個人を特定するためのID(共通ID)を記入して受験した2回までの資格・検定試験の成績」とした。

 大学入試英語成績提供システムに参加する資格・検定試験は、大学入試センター試験が決定、公表したもの。システムを利用する各大学については、「入学志願者の受験機会や負担に配慮し、利用対象とする資格・検定試験の種類を限定しないことが望ましい」としている。

 大学入学共通テストの実施方法、出題教科・科目の詳細、時間割、試験場、出願手続き、検定料、成績提供、経費などに関しては、2020年6月30日までに要項を定め、公表する。
《奥山直美》

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