画像AIゲーム「子どもの姿勢を良くしチャオ」保育園で試用開始

 AcculusとILLUMINATEは、画像から子どもの骨格状態を検出し、子どもが楽しみながら、姿勢を良くすることを意識し、体幹を鍛えることを促進するゲーム環境「子どもの姿勢を良くしチャオ!」を開発したことを2019年8月8日に発表した。

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子どもの姿勢を良くしチャオ!
  • 子どもの姿勢を良くしチャオ!
  • 子どもの姿勢を良くしチャオ!使用のようす
 AcculusとILLUMINATEは、画像から子どもの骨格状態を検出し、子どもが楽しみながら、姿勢を良くすることを意識し、体幹を鍛えることを促進するゲーム環境「子どもの姿勢を良くしチャオ!」を開発したことを2019年8月8日に発表した。

 「子どもの姿勢を良くしチャオ!」は、カメラの映像を解析して子どもの骨格位置を検出し、画面に表示して遊ぶゲーム。現在6種類のゲームアプリがあり、3歳ごろから遊ぶことが可能で、小学生や大人も遊ぶことができる。画像認識技術の研究開発に特化した企業Acculusと子どもの健全な発達と子育てを応援する事業展開を行っているILLUMINATEが互いの専門分野を持ち寄って開発した。

 ゲームは、「遊びながら、背骨(正中線)を真っすぐにすること」「全身を動かして体幹を鍛え、子どもの成長を促すこと」「ジャンプできない子どもが、遊びながら練習できるようにすること」「片足立ちできる時間などの、成長の過程を数値測定することで、子どもの成長を見える化すること」「保育士などの、子どもに関わる大人にも、楽しく役立つツールになること」の5つを目的としている。

 兵庫県内のこども園・保育園にて試用を開始しており、「子どもに強制するのではなく、楽しく自発的にゲームで遊んでいると、自然に姿勢を良くしたり体幹を鍛えることができる仕組みになっている」といった保育士の反応が寄せられている。今後は全国の保育園、学校、育児施設、遊戯施設などでの利用を目指し、クラウドファンディングによる販促も検討しているという。

 販売時の価格は未定だが、ハードウェアコストが汎用品で2万円以下で実現でき、複数人、非接触の全身モーションキャプチャー技術が安価、小型で実現できているという。最新の小型コンピューターに、普通のWebカメラを接続。別途、テレビやプロジェクターのような表示装置が必要となる。
《鈴木あさり》

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