大学のITスキル教育、今後拡充したい分野とは?

 オデッセイ コミュニケーションズは2020年2月17日、「大学におけるITスキル教育について」と題した全国学長調査の結果を公表した。大学として重点を置いているITスキル教育分野は「情報基礎リテラシーの向上」、今後拡充したいのは「人工知能(AI)」がもっとも多かった。

教育ICT 先生
大学として重点を置いているITスキル教育の分野 (C) Odyssey Communications Inc.
  • 大学として重点を置いているITスキル教育の分野 (C) Odyssey Communications Inc.
  • WordやExcelなどのアプリケーション操作技能は、どの段階で習得しているべきか (C) Odyssey Communications Inc.
 オデッセイ コミュニケーションズは2020年2月17日、「大学におけるITスキル教育について」と題した全国学長調査の結果を公表した。大学として重点を置いているITスキル教育分野は「情報基礎リテラシーの向上」、今後拡充したいのは「人工知能(AI)」がもっとも多かった。

 調査は、マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)を実施・運営するオデッセイ コミュニケーションズが、全国の大学・短大の学長を対象に2019年10月1日~11月30日、郵送で実施。大学68校、短大26校の計94校の学長から回答を得た。

 大学として重点を置いているITスキル教育の分野について、現在特に重点を置いている分野は「情報基礎リテラシー(情報を正しく使うための知識)の向上」が48.9%ともっとも多く、ついで「パソコン操作スキル」40.4%だった。一方、今後拡充したい分野は「人工知能(AI)」48.9%、「数理・データサイエンス」47.9%が多かった。

 大学としてすでに取り組んでいる項目は、「学部や学科でのITスキル教育の導入」52.1%、「パソコン台数の拡充(デスクトップ型・ノート型)」43.6%、「キャリア教育の組込み 」37.2%の順に多かった。今後拡充したい項目は、「数理・データサイエンス教育の全学部学生への展開に向けてカリキュラムの体系化」54.3%が最多で、「教員の指導力向上」45.7%、「タブレットの台数の拡充」35.1%と続いた。

 大学におけるITスキル教育の取組みについては、82.8%の学長が「取組みは進んでいるがさらなる取組みが必要である」と回答した。「卒業生のうち、どれくらいの割合が社会人として十分通用するITスキルを獲得しているか」という問いでは、「全員」は24.5%にとどまり、「半数」44.7%、「一部」21.3%、「ほとんどいない」2.1%だった。

 「WordやExcelなどのアプリケーション操作技能は、どの段階で習得しているべきか」という質問に対しては、「高校卒業時点」46.8%、「中学卒業時点」11.7%と、約6割が「中学・高校卒業時点で習得しているべき」と回答。基本的な操作スキルは大学入学前に身に付けておいてほしいと考える学長の本音が垣間見える結果となった。
《奥山直美》

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