コロナ禍の中で実施された「令和2年度(2020年度)児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、小中学校における不登校の児童生徒数は19万6,127人にのぼり、調査開始以降最多となった。報告書案では、背景についてコロナ禍による生活環境の変化により、生活リズムが乱れやすい状況であったこと、学校生活でさまざまな制約がある中でうまく交友関係が築けない等、登校する意欲が湧きにくい状況にあったこと等が考えられるとした。
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文部科学省の「不登校に関する調査研究協力者会議」は2022年5月23日、報告書案を公表した。コロナ禍等を背景に増加が続く不登校児童生徒のため、実態に配慮した特別の教育課程を編成できる「不登校特例校」の設置推進等を盛り込んだ報告書案を大筋で了承した。