【大学受験】先輩300人に聞いた、高1・2から始める「後悔しない受験準備」…ベネッセ教育情報センター調査

 受験期、先輩の姿をみて焦りを感じている高校1年生、2年生も多いのでは。受験においては、信頼できる情報源を見つけて定期的にチェックすることが肝になる。そこで本記事では、ベネッセ教育情報センターの調査結果およびYouTubeチャンネルの最新動画を紹介する。

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【大学受験】先輩300人に聞いた「受験期の後悔」「もっとも役立つ情報収集ツール」…ベネッセ教育情報センター調査
  • 【大学受験】先輩300人に聞いた「受験期の後悔」「もっとも役立つ情報収集ツール」…ベネッセ教育情報センター調査
  • 現大学1年生が受験期やらずに後悔したこととは?

 受験直前の先輩の姿をみて焦りを感じている高校1年生、2年生も多いのではないだろうか。大学受験において、信頼できる情報源を見つけて定期的にチェックすることが肝になる。そこで本記事では、ベネッセ教育情報センターYouTubeチャンネルの最新動画を紹介しつつ、大学受験に挑むにあたって必要な情報を整理してお伝えする。

大学受験の情報は「受験生本人」が集める時代に

 センター試験が大学入学共通テストに変わってから3度目の冬、そして学校推薦型選抜や総合型選抜が拡大する等、変化が絶えず複雑化する大学入試。また、最近はインターネット等で手軽に入試に関する情報を入手できる環境でもあり、受験生は自分に合った情報を自ら取捨選択する必要性が高まっている。つまり学校からの情報提供だけに頼るのではなく、受験生や保護者自らインターネット等を駆使しながら自ら情報を集める必要がある

 そこでベネッセ教育情報センターは、大学受験に関するさまざまな情報を発信するYouTubeチャンネルを開設。これまで日本全国の高校の進路指導の担当教職員に向けて対面で行ってきた情報提供を、受験生本人やその保護者を対象に、内容を咀嚼して、短時間で視聴できるわかりやすい動画を公開している。

 高1・2生に、特にお勧めしたいのは「進路決定に向けて後悔したことベスト3」と「先輩の情報収集手段ベスト3」の2本。「それぞれの受験生が悔いのない大学受験をしてほしい」という思いから、受験を終えたばかりの大学1年生300名を対象にアンケート調査を実施し、その結果をまとめたものだ。

大学受験の勝負は「情報収集」から始まる

 「進路決定に向けて後悔したことベスト3」では、現在の大学1年生の先輩の声をもとに、高校1・2年生のうちからやっておくべきことを紹介している。大学受験に向けて、何から取り組んだら良いか迷っている高校生は、ぜひ先輩たちの声を日ごろの高校生活に生かしてほしい。

 「もっとやれば良かった」と後悔したこと第3位は「大学の情報をしっかり調べる」こと。当たり前がゆえに疎かにしがちだが、勉強のモチベーションにも影響するもっとも大切なことだ。

 この結果を受けて、動画は「2年生だと、第一志望校がまだ決まりきっていないという人も多いかもしれませんが、まずは興味のある大学を増やすということが大事。3年生になると受験勉強に集中したいという人も増えてくると思いますし、直前になって慌てて大学を調べるということは避けたいですね」と紹介している。

 また、「私立大学の場合は、気になる大学の試験日が同じというケース」があり、注意が必要とのこと。自身の進路の可能性を広げるためにも、学びの内容だけでなく、試験日程等の具体的な入試情報も早めにチェックしておくと良さそうだ。

 コロナ禍において特筆すべきは、第2位の「実際に大学に行っておけば良かった/行けなかった」という後悔。いわゆるオープンキャンパス等で現地に足を運んで、大学の雰囲気を五感で感じることが、感染防止対策によって満足にできない場合もある。動画の内容を一部抜粋する。

 「最近は申込制のオープンキャンパスも多いです。大学ホームページを見過ごしたり、気付いたら満席になっていて希望通りに参加できなかったという声もありました」。

 緩和の傾向とはいえ、社会全体がWithコロナに舵を切った今、オープンキャンパスや合同学校説明会の形も変化している。貴重な機会を逃さぬよう、自分でしっかり情報を集めて行動してほしい。きっとその後の受験勉強のモチベーション維持に直結するだろう。

 またベネッセ教育情報センターYouTubeチャンネルでは、11月15日に「オープンキャンパスの中で志望校の決定に影響したこと」の動画も公開予定。オープンキャンパスに訪れるべき時期や、リアルに訪問するからこそ得られる情報等をアンケート結果からまとめている。こちらもぜひチェックしてみてほしい。

 そして気になる、後悔したこと第1位は「受験を意識した勉強をするべきだった」という回答だ。誰もが志望校合格に向けて取り組んでいるはずだが、その勉強法は果たして正しいのだろうか。単なる日常学習とは異なる「受験を意識した勉強」とは。受験を終えた大学1年生だからこそわかる「受験勉強」のあるべき姿を、ぜひ動画を視聴して確かめてほしい。

より信頼性のある情報をキャッチ、大学のSNSアカウントも注目

 先も紹介したように、大学の情報収集における後悔は根強い。自分の納得のいく進路を勝ち取るためにも、早めの情報収集を心がけたいところだ。

 次に紹介する動画は「先輩の情報収集手段ベスト3」。大学1年の先輩は、どのように情報収集を進めたのだろうか。

 第2位は「Webページ・インターネット」。高校生のみならず、子供たちにとってスマホが身近なものになって久しい。場所や時間を選ばず必要な情報をキャッチアップできるツールとして、受験においても有意義に活用したいところだ。

 SNSに関しても言及し「大学公式のTwitterやInstagramをフォローしている先輩もいる」と紹介した。昨今は、大学も受験生に対してリアルタイムで情報を届けるための施策に注力しているところが多い。大学から直接発信される信頼性のある情報を逃さぬよう、志望校のSNSアカウントを確認してみると良いだろう。

 またベネッセコーポレーションが提供している「マナビジョン」などの大学情報サイトも紹介された。目安偏差値を確認したり、大学名からオープンキャンパスを検索したり、各種機能を活用することで志望校の絞り込みができる便利なツールだ。

知見のある第三者からの意見で視野を広げる

 同様に「学校の先生から情報をもらっていた」と答えた大学生も多かったという。受験の焦りから、かえって進路指導室から足が遠のいている生徒もいるのではないだろうか。赤本や資料の閲覧だけでなく、普段から大学受験に臨む高校生に接し、身近な存在である先生が出迎えてくれるはずだ。第三者からの知見をもとに、まずは視野を広げ、自分自身を客観視する機会を活用してほしい。

大学パンフレット、チェックすべきは…

 第1位は、今も昔も変わらない王道の情報収集「大学パンフレット」だ。自分1人で検索するだけでは集まる情報の質が偏りがち。パンフレットは大学が受験生に伝えたい大学での学びの内容や魅力が詰まっている。記載されているそれぞれの大学の特長を比較、検討することで、自分の納得のいく志望校選びのポイントになるだろう。動画では、現在大学1年生の先輩がチェックした大学数や請求の方法等も紹介している。

 高校2年生の冬に志望校を決めるという学校も多いだろう。志望校を決め、合格に向けて進み始める高校1・2年生には「【大学受験】志望校が決まったら、入試に向けて何を調べる?」もあわせて観てほしい。

 やみくもにインターネットで検索するのではなく、情報収集も計画的に、効率的に進めておきたいもの。限りある時間で、情報収集と受験勉強の2大タスクをこなすために、チェックしてほしい。

「ながら視聴」で多くの受験情報が得られるYouTubeチャンネル

 教育・受験に関する多くの実績と知見をもつ、ベネッセ教育情報センターYouTubeチャンネルでは、大きく4つのカテゴリーでさまざまな情報を発信している。

 前年度の入試を振り返り、次年度の動向を分析する「大学入試・動向分析」、各大学の入試担当へのインタビューを通じた「大学インタビュー」、基本的な入試制度や用語をレクチャーする「大学入試解説」、さらに新教育課程に関する情報をまとめた「新課程」のカテゴリーだ。

 11月17日には、本記事で紹介したアンケート調査動画に協力してくれた大学1年生の先輩からのメッセージを集めた「受験生へ応援メッセージ」動画も公開予定。ベネッセ教育情報センターYouTubeチャンネルの配信動画は、受験情報の収集だけでなく、モチベーションアップにもつながるに違いない。

ベネッセ教育情報センターYouTube公式チャンネル
《重田 信》

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