学校制服リユースの印象「良い」8割…利用したいは5割

 菅公学生服は、全国の中高生1,400人を対象に実施した「中高生の学校制服のリユースに関する意識」についての調査データを公開した。「学校制服のリユースの印象と利用意向」に8割以上が「良い」と回答したが、「利用したい(着たい)」は約5割に留まった。

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Q.学校制服のリユース(再利用)について、どのように思いますか。(単数回答)
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 菅公学生服は、全国の中高生1,400人を対象に実施した「中高生の学校制服のリユースに関する意識」についての調査データを公開した。「学校制服のリユースの印象と利用意向」に8割以上が「良い」と回答したが、「利用したい(着たい)」は約5割に留まった。

 菅公学生服は2023年2月、全国の中学・高校生1,400人を対象に「中高生の学校制服のリユースに関する意識」についてインターネット調査を実施。その調査データを毎月最終火曜日に結果を発信している「カンコーホームルーム」Vol.206にて公開した。

 調査結果では、学校制服のリユースについての印象は「とても良い」(全体41.9%、中学生40.6%、高校生42.2%)と「まあ良い」(全体45.9%、中学生49.1%、高校生44.9%)をあわせると好意的な回答が8割を超えた。

 その一方で、中学・高校生自身の学校制服のリユースの利用意向は、「利用したい(着たい)」(全体14.7%、中学生15.3%、高校生14.5%)と「どちらかと言えば、利用したい(着たい)」(全体35.1%、中学生30.6%、高校生36.4%)をあわせても約5割に留まり、中学生は「どちらかと言えば、利用したくない(着たくない)」(42.8%)という回答が多くなる傾向がみられた。

 学校制服のリユースを利用したい(着たい)理由には、「家庭の負担を抑えられる」「捨てないで使うのは良いことだと思うから」「制服はあまり傷まないイメージがあるから」等、経済面やエコ意識と、学校制服が丈夫で耐久性に優れた衣類であることを前提としたリユース利用意向があげられた。

 一方、学校制服のリユースを利用したくない(着たくない)理由には、「他人の制服は着たくない」「少し気持ちが悪い」という衛生面や、知らない人が長期間着ていたものを着ることへの抵抗感があげられた。また、「自分の身体のサイズにあわないかもしれないから」という不安や、「制服は一生に一度だから新しいものを着たい」という、新たな学校生活に向けて、新しい学校制服が良いという特別な思いも見受けられた。

《いろは》

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