千葉県×ジモティー、学用品リユースで協定…費用負担を軽減

 千葉県は2023年7月13日、ジモティーと学用品リユースに関する協定を締結したと発表した。ジモティーで、専用キーワード「#ちばリユースクール」を付けて不要な学用品を出品、再利用することで必要とする保護者の費用負担を軽減する。

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千葉県×ジモティー、連携事業ハッシュタグキャンペーン「#ちばリユースクール」
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 千葉県は2023年7月13日、ジモティーと学用品リユースに関する協定を締結したと発表した。ジモティーで、専用キーワード「#ちばリユースクール」を付けて不要な学用品を出品、再利用することで必要とする保護者の費用負担を軽減する。県と連携した学用品リユース事業は全国初の試み。

 ジモティーは、中古品や求人情報などが無料で掲載できるWebサイト「ジモティー」を運営する日本の企業。Webサイト「ジモティー」は、都道府県別や市区町村別で、「売ります・あげます情報」「求人情報」「不動産情報」「助け合い情報」などのカテゴリーごとの情報を掲載。月間利用者は1,000万人以上にのぼる。

 千葉県は、保護者の教育にかかる費用負担軽減と環境に配慮した教育を目指し、ジモティーと学用品リユース事業において協定を締結。県がジモティーと連携して、学用品のリユースを促進する取組みは全国で初めての事例になるという。事業実施期間は7月13日から2024年3月31日で、それ以降は、期日30日前までに特段の申し出がない場合、適宜1年間延長される。

 学用品を出品したい保護者は、Webサイト「ジモティー」に「#(ハッシュタグ)ちばリユースクール」をつけて学用品を出品。学用品を入手したい保護者は、同ハッシュタグを検索することで、必要な学用品を見つけることができる。出品者との連絡はWebサイト「ジモティー」内で行い、状態確認や引き渡し方法などの確認と合意が取れ次第、ジモティーの規定に則り、取引成立となる。

 出品物は、ランドセル、算数教材、美術教材、音楽教材、柔剣道用具など、学校で使用した教材を想定。状態は問わず、たとえば「名前が書いてある」「シールが貼ってある」といった状態でも可能だという。ただし、個人情報保護の観点から名前は読めないようにするなどの対応は必要だとしている。

 千葉県では同リユース事業のチラシを作成しており、Webサイトで閲覧できるほか、学校経由で保護者へ配布する。また、千葉県のWebサイトでは「よくある質問」も別紙に取りまとめ掲載している。

《川端珠紀》

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