【夏休み2023】好きな宿題は「タブレット学習」、苦手は「読書感想文」

 やる気スイッチグループは2023年7月31日、全国の教室に通う子供やその保護者を対象にした夏休みの過ごし方や宿題に関するアンケート調査の結果を公表した。子供たちが好きな宿題はタブレット学習が53.7%、苦手な宿題は読書感想文が56.5%とそれぞれ半数を超えた。

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今年の夏休みにもっとも楽しみにしていること(子供)
  • 今年の夏休みにもっとも楽しみにしていること(子供)
  • 子供に今年の夏休みをどのように過ごしてほしいか(保護者)
  • 子供の夏休み期間中の困りごと(保護者)
  • 夏休みの宿題について好き/苦手(子供)
  • 夏休みの宿題の量について(保護者)

 やる気スイッチグループは2023年7月31日、全国の教室に通う子供やその保護者を対象にした夏休みの過ごし方や宿題に関するアンケート調査の結果を公表した。子供たちが好きな宿題はタブレット学習が53.7%、苦手な宿題は読書感想文が56.5%とそれぞれ半数を超えた。

 アンケートは、やる気スイッチグループのスクールに通う生徒とその保護者へインターネットを利用し、6月30日~7月4日に実施した。有効回答数は未就学児~高校3年生の生徒とその保護者568組。

 子供が2023年の夏休みにもっとも楽しみにしていることは、国内旅行(26.9%)がもっとも多く、ついで「友達と遊ぶこと」(23.2%)、「祖父母や親戚宅の訪問」(16.9%)と回答。保護者に子供の夏休みをどのように過ごしてほしいか聞くと、「普段はできない体験や経験をしてほしい」(40.0%)がもっとも多く、ついで「1学期の復習をしてほしい」(23.6%)、「のびのびと過ごしてほしい」(12.0%)と続いた。

 一方、夏休み期間中の保護者の困りごとは「生活リズムの乱れ」(31.2%)がもっとも多く、ついで「勉強時間の確保」(15.8%)、「特になし」(13.7%)、「宿題の進捗管理」(11.4%)と続いた。

 子供に夏休みの宿題について「好き/苦手」を聞くと、前年と同様にタブレット学習が1番人気で4.7ポイント増の53.7%。読書感想文は苦手な子供が多く、前年より1.8ポイント増の56.5%となった。タブレット学習が増える一方、自由研究や読書感想文などは、任意の提出にしている学校も増えているようで、年々苦手意識をもつ子供が増える結果となった。

 保護者に聞いた、「自身が子供のころにはなかった宿題または変化を感じている宿題」(自由回答)については、「毎日スマホに送られてくる数学の問題」「Chromebookを使用した観察日記やタイピングの学習」「ゲームやYouTubeなどの使用制限を親子で会話し、ルールを決める宿題」など、多数の“イマドキ”の宿題があがり、宿題にも多様性や自主性が重視される傾向がみられた。

 また、保護者に夏休みの宿題の量について聞くと、6割を超える親が量にはこだわらないが、「1学期の復習をしっかりできるようにしてほしい」(39.6%)、「学習の習慣につながるようにしてほしい」(28.7%)と内容を重視していることがわかった。

《田中志実》

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