札幌市教育委員会は2023年10月2日、札幌市立高校7校において2024年度（令和6年度）入学者選抜より、インターネットを活用したWeb出願を導入すると発表した。入学願書の作成は従来より簡単になり、受験料はオンラインでの支払いが可能になるという。
Web出願を導入する札幌市立高校は、旭丘・藻岩・清田・新川・平岸・啓北商業・大通の7校。2024年2月の推薦入学者選抜、3月の一般入学者選抜で、Web出願を導入する。2次募集や大通高校の後期入学者選抜は例年どおり、紙の入学願書で出願を受け付ける。
札幌市教育委員会では10月2日、中学3年生や保護者向けにWeb出願の流れやメリットを紹介するリーフレットも公開した。出願の際は、札幌市公式Webサイトまたは出願先高校のWebサイトから、各校の「受付システム」より必要事項を入力・申請。折り返し届く「申請受け付けメール」の内容を確認し、印刷して中学校に提出する。さらに「入学願書（Web申請用）」に必要事項を記入し、中学校に提出する。
「受付システムへの入力」と「入学願書（Web申請用）の提出」をもって出願完了となる。どちらか一方のみでは出願とはならないため、注意が必要となる。「入学願書（Web申請用）」は、札幌市公式Webサイトからダウンロードできる。受検票は、出願先高校から送付される。
なお、道立高校ではWeb出願を実施していない。道立高校などから札幌市立高校に出願変更や再出願する場合は、Web入力期間が過ぎているため、従来の紙の入学願書を提出することになる。
受験料は、これまでは銀行などの窓口で支払う必要があったが、Web出願の導入によりクレジットカードでの支払いが可能になる。クレジットカードを所持していない場合は、これまでどおり銀行などの窓口で納めることもできる。
札幌市教育委員会では、入学願書にはこれまで手書きでたくさんの情報を記入する必要があったことから「Web出願の導入によって出願はより簡単・便利になる」と説明。詳しい手続き方法については、在籍している中学校を通じて伝えるとしている。
