学研、子供に「身につけさせたい力」の1位は?

 学研ホールディングスは2024年2月28日、「学研:家庭学習の実態と親の教育観に関する調査2023」の結果を公開した。子供に「身につけさせたい力」の1位は「社会生活に必要な知識やマナー」で、数値化できない能力・非認知能力が上位を占めた。

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子供に「身につけさせたい力」は?
  • 子供に「身につけさせたい力」は?
  • 勉強の目的や目標で重視するのは?

 学研ホールディングスは2024年2月28日、「学研:家庭学習の実態と親の教育観に関する調査2023」の結果を公開した。子供に「身につけさせたい力」の1位は「社会生活に必要な知識やマナー」で、数値化できない能力・非認知能力が上位を占めた。

 「学研:家庭学習の実態と親の教育観に関する調査2023」は、2023年9月~10月、子供の教育全般に日常的に関与している全国の20~50代の親を対象にインターネットで実施した。教育商材・サービスの利用実態を調査した予備調査は、同居の第一子が0歳~高校1年を対象とし、サンプル数は2万6,999名。小学生の親を中心とした、教育観や教育環境に関する実態調査の同調査のサンプル数は3,011名。

 子供に「身につけさせたい力」の最多は「社会生活に必要な知識やマナー」80.6%となった。ついで「人の意見を受け止めたり、自分の考えを適切に伝える力」78.3%、「さまざまな情報をうのみにせず自分で考えたり判断する力」78.0%、「さまざまなことに関心をもち、自ら調べたり学ぶ姿勢」77.0%と、数値化できない能力(非認知能力・21世紀型スキル)が上位を占めた。また、「社会の一員として役割を果たし、社会や地域に貢献する姿勢」57.5%、「金融・資産形成の知識」45.2%、「IT・情報の知識や技術」44.1%、「プログラミング力」37.1%は、前年と比べ増加傾向がみられた。

 子供の勉強・学習の目的や目標として重視していることの1位は「さまざまなものに触れたりいろんな体験をする」62.5%となった。2位は「学校の成績よりも、本人の得意なことや個性を伸ばす」46.6%、3位は「学校の授業についていくための勉強」46.2%となった。一方で「学校の成績(通知票)」「より偏差値の高い学校への進学」は低い結果となった。

《中川和佳》

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