ソニー生命保険は2025年3月13日、大学生以下の子供をもつ男女を対象に実施した「子供の教育資金に関する調査」の結果を発表した。8割以上の親が教育資金に不安を感じており、6割強が老後の備えより子供の教育費にお金を回したいと考えていることが明らかになった。
調査は、2025年1月28日から29日、大学生以下の子供をもつ20歳以上の男女1,000名を対象に、インターネットリサーチで行われた。
調査結果によると、親の81.6%が「子供の教育資金に不安を感じる」と回答しており、不安の理由として「物価の上昇」(55.5%)が2年連続で1位となった。また、小学生から社会人になるまでに必要な教育資金の平均予想金額は1,489万円で、2024年の調査から50万円上昇し、調査開始以来の最高額を更新した。
子供を大学などへ進学させるための教育資金の準備方法については、1位が「銀行預金」、2位が「学資保険」、3位がNISAを含む「資産運用」となった。
また、親の63.9%(非常にあてはまる・ややあてはまるの合計)が「子供の学力や学歴は教育費にいくらかけるかによって決まる」と回答。早期の知育や英才教育は子供の将来のために重要と考えており、「スポーツや芸術の習い事よりも学習塾に教育費をかけたい」とする声も43.0%(非常にあてはまる・ややあてはまるの合計)と多かった。
子供に目指してほしい“理想の大人”として、有名人では1位が「大谷翔平」、2位が「芦田愛菜」、3位が「所ジョージ」となった。また、自分の子供に就いてほしい職業については、男子の親では1位が「公務員・官僚」、女子の親では1位が「公務員・官僚」となり、安定性やキャリアアップのしやすさが重視されていることがうかがえる結果となった。
調査結果の詳細は、ソニー生命保険のWebサイトから確認できる。