【2020年重大ニュース-大学生】コロナによる経済的不安、大学生の就職内定率5年ぶりに70%割るなど
コロナ禍による学習環境の変化や、アルバイト収入を得られない学生の支援など、入学前に思い描いたキャンパスライフを送ることができない学生を支援する取組みに注目が集まった。リセマムが選ぶ2020年の「大学生」重大ニュースを発表する。
高校生・大学生の今年の10大ニュース、オンライン授業や部活中止
JSコーポレーションは2020年12月25日、高校1年生から大学4年生を対象に実施したアンケート結果をもとにまとめた「今年の10大ニュース」を発表した。高校1年生や大学1年生は、「入学したのに高校(大学)に行けなかったこと」が上位にランクインしている。
大学・短大進学率58.6%で過去最高、文科省の学校基本調査
高校(全日制・定時制)、中等教育学校後期課程卒業者(過年度卒を含む)の大学・短大への進学率は過去最多となる58.6%であることが、文部科学省が2020年12月25日に公表した2020年度(令和2年度)学校基本調査(確定値)より明らかになった。
早稲田大、全学生対象「データサイエンス認定制度」2021年度開始
早稲田大学は2020年12月17日、2021年度より全学部・研究科の学生約5万人を対象に体系的なデータ科学教育を展開すると発表した。あわせて、学生に対して明確な目標を提示することを目的に、新たに「データ科学認定制度」を創設する。
高等教育機関専門の求人サイト「教育人財バンク」開設
教育人財開発機構は2020年12月10日、高等教育機関専門の転職・求人サイト「教育人財バンク」を開設した。民間で実績を持つプロフェッショナル人材と高等教育機関をつなぐ。サイトでは、勤務地や職種などから求人が検索できる。
国家公務員採用総合職試験2020合格発表、教養区分19.5倍
人事院は2020年12月11日、国家公務員採用総合職試験(大卒程度試験)教養区分の合格者を発表した。申込者数は3,172人、合格者数は163人、倍率は19.5倍。倍率は前年度(2019年度)と同値だった。
宇宙関連の人気上昇「13歳のハローワーク」11月の人気職業TOP100
幻冬舎とトップアスリートが運営する「13歳のハローワーク公式サイト」は、2020年11月の人気職業ランキングを発表した。前月に続き、1位は「薬剤師」、2位は「プロスポーツ選手」。ランキング全体では、宇宙関連の職業が順位を上げた。
大卒事務系の初任給21万8,472円、引上げ率は下方へシフト
日本経済団体連合会(経団連)と東京経営者協会は2020年12月4日、2020年3月卒「新規学卒者決定初任給調査結果」の概要を公表した。大学卒の初任給の平均額は、事務系21万8,472円、技術系21万7,864円。引上げ率は、前年より下方へシフトしている。
国家公務員採用試験2021、総合・一般・専門職試験の日程
人事院は2020年12月1日、2021年度国家公務員採用総合職試験(院卒者試験・大卒程度試験)と一般職試験(大卒程度試験)、専門職試験(大卒程度試験)の日程を発表した。
子どもに将来なってほしい職業、男の子1位「公務員」女の子は?
保護者が子どもに将来なってほしい職業は、男の子1位が「公務員」、女の子1位が「看護師」であることが、ビズヒッツが2020年11月12日に発表した調査結果より明らかになった。
トヨタが理系大学推薦廃止、自由応募に一本化…新聞ウォッチ
学生の就職人気ランキングでも“クルマ離れ”が加速し、特に技術系の優秀な人材獲得に苦慮している自動車業界で、学校推薦の全廃は一石を投じることにもなりそうだ。
大学生の就職内定率(10/1現在)69.8%、5年ぶり70%割る
文部科学省と厚生労働省は2020年11月17日、2020年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(10月1日現在)の結果を公開した。大学生の就職内定率は、前年同期比7.0ポイント減の69.8%。5年ぶりに70%を下回り、リーマン・ショック後の2009年につぐ下落幅となった。
子どもの将来の仕事で気にかけたいこと、1位は?
子どもが仕事を選ぶ際、保護者が気にかけたいことは、「自分の好きなこと・得意なことが生かせる」が83.8%ともっとも多いことが、栄光ゼミナールの小中高生の家庭の職業観に関する調査で明らかになった。
就きたい職業がある中高生の8割「実現のため努力」
栄光ゼミナールは2020年11月2日、保護者を対象にした「小中高生の家庭の職業観に関する意識調査」の結果を発表。就きたい職業がある中高生の8割が実現のため努力していることがわかった。
就職3年以内の離職率…大卒3割、高卒4割で傾向変わらず
厚生労働省は2020年10月30日、新規学卒就職者の離職状況(2017年3月卒業者の状況)を公表した。大卒者の就職後3年以内の離職率は32.8%で、前年より0.8ポイント増加。高卒者の約4割、大卒者の約3割が就職後3年以内に離職する傾向がここ数年続いている。
懲戒免職歴の確認徹底へ…教員のわいせつ行為を厳格化
文部科学省は2020年10月30日、児童生徒にわいせつ行為を行った教員への厳正な対応の一環として、各教育委員会や各学校法人などへ官報情報検索ツールを適切に活用するよう依頼した。過去の懲戒免職歴を秘匿して採用されることを防ぐ。

