節電には前向きも、子どもの健康は気がかり…ベネッセ調べ

 ベネッセコーポレーションは8月5日、東北・関東・中部地方の保護者に聞いた「家庭での節電」についてのアンケート調査の結果を発表した。

生活・健康
「節電」に対する考え
  • 「節電」に対する考え
  • 「節電」の具体的な取り組みについて
  • 「節電」の具体的な取り組みについて
  • 節電で不安なことについて
  • 暑い夏を過ごすために知りたいこと
  • 夏の節電ハンドブック
 ベネッセコーポレーションは8月5日、東北・関東・中部地方の保護者に聞いた「家庭での節電」についてのアンケート調査の結果を発表した。

 アンケートは同社の幼児ブランド「こどもちゃれんじ」がWeb上で行ったもの。東北・関東・中部の3エリアの子どものいる保護者5,150名を対象に、6月21日〜22日にかけ行った。

 節電をすることで、「いいな」と思うことはありますかという設問(複数回答)では、「電気代の節約になって助かる」が82.8%、「エコの観点からいいと思う」が61.1%、「エネルギーのことを考え直すきっかけになる」が50.3%と、「節電」に対するポジティブな見方が多いことがわかった。

 節電への具体的な取り組みを知るため、経済産業省が提案している「家庭での10の節電メニュー」について、毎日できそうなことを聞いた設問(複数回答)では、エアコン、冷蔵庫、照明、テレビなどの家電の使い方の10項目のうち、5項目で6割以上、9項目で過半数が「できそう」と回答している。その一方で、10の節電メニューについて現実的にはどれくらい協力できるかという設問では、「現実的には、やれるものとやれないものがある」という回答は54.4%と過半数となっている。

 節電で不安なことについて訪ねた設問(複数回答)では、「突然の停電があるのではないか」(58.8%)という回答がトップとなった。その他では、熱中症や寝不足、あせもなど、子どもの健康に関することへの不安が上位を占めている。

 暑い夏を過ごすためのアイデアについて、具体的に知りたいことは何かを聞いた設問(複数回答)では、「子どもと行ける、涼しいお出かけスポット」という回答が70.4%とトップに。次いで「涼しく寝るための寝具の工夫」(64.4%)、「暑さによる子どもの肌トラブルを防ぐ方法」(58.0%)が上位となった。

 同社では、家庭の節電をサポートするためには、節電そのものの方法だけでなく、節電により想定される「暑さ」への対策法や問題解決策を紹介する必要があるとしており、今回の調査結果をふまえ作成した「おやこで暑い夏を乗り切るコツ」ハンドブックを、「こどもちゃれんじ 非常時の子育て情報サイト」にて公開している。
《田崎 恭子》

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