危険ドラッグ、横浜の中学生8割「手に入れることができる」

生活・健康 小学生

「危険ドラッグ」や「脱法ハーブ」などの言葉を知っているか
  • 「危険ドラッグ」や「脱法ハーブ」などの言葉を知っているか
  • 危険ドラッグや覚せい剤などについて、どのような印象を持っているか
  • 危険ドラッグや覚せい剤を使用する人がいるのは、どのような理由からだと思うか
  • 危険ドラッグや覚せい剤を使用することについて、どう考えているか
  • 身近に「危険ドラッグ」や「脱法ハーブ」に接する場面はあると思うか
  • 「危険ドラッグ」や「脱法ハーブ」を手に入れようとした場合、すぐに手に入ると思うか
  • これまで、たばこを吸ってみたいと思ったことがあるか
  • 酒を飲みたいと思ったことがあるか
 中学生の8割以上が、危険ドラッグを「手に入れることができる」と思っていることが、横浜市教育委員会が行った調査から明らかになった。小中学生の4人に1人は、危険ドラッグに接する場面があるという認識を示した。また、薬物やたばこに比べ、飲酒は抵抗感が低い傾向にある。

 横浜市教育委員会が行った「薬物・たばこ・酒」に関する意識調査は、横浜市立小学校5年生、横浜市立中学校2年生を対象に実施。調査時期は平成27年12月から平成28年2月まで。小学生1,659人、中学生3,248人に無記名方式調査票が配布され、そのうち36.7%にあたる1,801人から回答を得た。

 「危険ドラッグ」「脱法ハーブ」などの言葉の認識率は、小学生で84.8%、中学生で97.4%。脱法ハーブを含む危険ドラッグや覚せい剤などの薬物について、どのような印象をもっているかを聞くと、小中学生ともに9割以上が「健康に悪い」「使用や所持は犯罪である」と回答した。

 また、それらを使う人がいるのはどういう理由からだと思うかと質問すると、「インターネットなどに使ってみたいと思わせるような情報がのっている」「1回使っただけでは害がないなど、薬物使用の怖さについて誤った情報があふれている」「簡単に手に入るようになった」などが多かった。また、小学生の37.2%、中学生の38.4%が「自分の置かれている状況に不満があるから」と回答している。

 薬物乱用に対して、小中学生の9割以上が「使うべきではないし、許されない」という考えを示した。危険ドラッグ等に接する場面があると思うかを聞くと、4人に1人が「ある」と認識。危険ドラッグ等の入手については、小学生の70.6%、中学生の84.9%が「簡単に手に入ると思う」または「少し苦労するが、なんとか手に入ると思う」と回答していた。

 また、たばこ・酒についても調査しており、たばこを吸ってみたいと思ったことがある小学生は3.9%、中学生は6.6%だった。一方、酒を飲んでみたいと思ったことがある割合は、小学生で31.4%、中学生では44.3%にのぼった。薬物、たばこと異なり、興味がある回答が多いことがわかった。なお、20歳になる前からの飲酒・喫煙がきっかけとなって薬物乱用につながると思うかを聞くと、小中学生の65%以上が「あると思う」と答えている。

 教育委員会では今回のアンケート結果から、子どもたちが「危険ドラッグ」を比較的身近にあるものととらえていることを踏まえ、既存の学習内容に加え、小学6年生から危険ドラッグについても正しい知識を定着させるための指導資料作成を進める。また、その前段階である小学5年生から「薬物・飲酒・喫煙」に関する学習ができるよう、新たな教材づくりも行うという。
《黄金崎綾乃》

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