自分の名前の由来を知っている子どもは約8割、会話などがきっかけ

 自分の名前の由来を知っている子どもは約8割にのぼることが、バンダイが発表した調査結果より明らかになった。名前の由来を知ったきっかけは、「親との会話」や「学校の授業課題」が多く、半数以上が小学校低学年には知っていることがわかった。

生活・健康 保護者
子どもが自分の名前の由来を知った時期
  • 子どもが自分の名前の由来を知った時期
  • 子どもが自分の名前の由来を知ったきっかけ
  • 子どもが自分の名前で気に入っているところ
  • 親が子どもの名付けでもっとも重視したこと
  • 子どもの名前の命名者
  • 「響き」を重視した親の子どもに聞いた、自分の名前で気に入っているところ
  • 「言葉の意味」を重視した親の子どもに聞いた、自分の名前で気に入っているところ
 自分の名前の由来を知っている子どもは約8割にのぼることが、バンダイが発表した調査結果より明らかになった。名前の由来を知ったきっかけは、「親との会話」や「学校の授業課題」が多く、半数以上が小学校低学年には知っていることがわかった。

 バンダイが実施した「子どもの名前に関する意識調査」は、「子どもの名前」に対する関心や意識を探ることが目的。全国の小学1年生~中学3年生の子どもの親(子どもと一緒に回答できる人)900人を対象に、2018年9月22日~24日の期間に行われた。

 自分の名前の由来を知っている子どもは約8割。由来を知った時期は、「小学校低学年の頃」27.8%、「小学校入学以前」26.3%が多く、半数以上が「小学校低学年」には知っていることがわかった。

 子どもが自分の名前の由来を知ったきっかけは、「親との会話」71.2%がもっとも多かった。ついで、「学校の授業課題」21.3%が多く、約5人に1人の子どもが学校の課題を通じて自分の名前の由来を知る実態が明らかになった。

 子どもが「自分の名前で気に入っているところ」は、1位「響きが良い」27.3%、2位「名前の意味や由来」22.1%、3位「覚えてもらいやすい」21.1%、4位「名前(本名)で呼んでもらいやすい」19.7%であった。5位には「わからない・特にない」16.0%がランクインしたが、小学校低学年の回答が多く、学齢が上がるにつれて自分の名前への意識が高まっていく傾向がみられた。

 親が名付けで重視したことは、1位「響き」21.6%、2位「画数」19.2%、3位「呼びやすさ」11.0%、4位「漢字の意味」10.0%、5位「言葉の意味」8.8.%。命名した人は、「子どもの両親の案を混ぜて」40.7%がもっとも多く、ついで「子どもの父親」29.0%、「子どもの母親」22.3%であった。

 「子どもの名付けでもっとも重視したこと」と「子どもが自分の名前で気に入っているところ」に関する親子の回答をみると、「響き」を重視して名付けた子どもは「響きが良いところ」を気に入っており、「言葉の意味」を重視して名付けた子どもは「名前の意味や由来」を気に入っているという回答が多く、親が名前に込めた思いが子どもに伝わっているようすがうかがえた。
《外岡紘代》

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