子どもと相性抜群のAI活用新講座、湘ゼミの英語4技能&プログラミング

 神奈川県・首都圏を中心に、未就学児対象の早期教育から公立中高一貫校受検、高校受験、大学受験までの学びの場を展開している湘南ゼミナールがこの春、「小学校での英語教科化・英語4技能」と「プログラミング教育」の新講座をスタートする。

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左から湘南ゼミナールの新講座「ロボ団」を担当する先生、五神幸子氏、稲葉美菜子氏、代表取締役社長 福村賢一氏、「SMARTree」を担当するの先生、荒澤忍氏、春日美穂氏
  • 左から湘南ゼミナールの新講座「ロボ団」を担当する先生、五神幸子氏、稲葉美菜子氏、代表取締役社長 福村賢一氏、「SMARTree」を担当するの先生、荒澤忍氏、春日美穂氏
  • 湘南ゼミナール 代表取締役社長 福村賢一氏
  • 湘南ゼミナール 代表取締役社長 福村賢一氏
  • 湘南ゼミナール 代表取締役社長 福村賢一氏
  • 湘南ゼミナール 代表取締役社長 福村賢一氏
  • 湘南ゼミナール  代表取締役社長 福村賢一氏と新講座「ロボ団」を担当する先生、五神幸子氏と稲葉美菜子氏。働く母親、女性の先生の活躍の場を積極的に拡げている。
  • 湘南ゼミナール  代表取締役社長 福村賢一氏と「SMARTree」を担当する先生、荒澤忍氏、春日美穂氏。働く母親、女性の先生の活躍の場を積極的に拡げている。
  • 湘南ゼミナールの英語4技能講座「SMARTree」の教材
 神奈川県・首都圏を中心に、未就学児対象の早期教育から公立中高一貫校受検、高校受験、大学受験までの学びの場を展開している湘南ゼミナールがこの春、小学生対象の次世代型学習の新講座をスタートする。小学校で2020年に本格始動する新学習指導要領のなかでも耳目を集める「小学校での英語教科化・英語4技能」と「プログラミング教育」の講座だ。

湘南ゼミナールが選ぶ21世紀型教育



 英語4技能の講座で使われる教材は、英語教育先進国と言われる韓国の公立小学校ですでに広く使用されているタブレット学習プログラム「SMARTree」だ。「SMARTree」は、韓国のKOSDAQ上場企業で、教育関連書籍の出版社e-futureのELT(*1)教材のスペシャリストが、コリアテレコムと共同で2013年に開発したもので、日本で広く展開するのは湘南ゼミナールが初めてとなる。英語を外国語として学ぶ子どもたちが「聴く・話す・読む・書く」の4技能をバランスよく身に付けられるように作られており、CEFR(*2)にも準拠。全課程を修了するとCEFRのA2(英検準2級~2級)レベルに到達するというカリキュラムだ。
*1 ELT:English Language Teaching(英語教育)の略
*2 CEFR:Common European Framework of Reference for Languages(ヨーロッパ言語共通参照枠)の略、英語力を評価する国際指標

湘南ゼミナールの英語4技能講座「SMARTree」の教材
湘南ゼミナールの英語4技能講座「SMARTree」の教材。日本で広く展開するのは湘南ゼミナールが初めてだ

 プログラミング教育の講座には、国内外で約100教室を開校している「ロボ団」のカリキュラムを採用。「ロボ団」は総務省の「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業に採択されており、多くのプログラミング教室が参加するロボットプログラミング大会「WRO」の全国大会に4年連続で出場し、国際大会に参加した実績ももつ。

 「世界でも勝負できる子どもを育てる」というミッションを掲げる「ロボ団」のカリキュラムは、STEM教育(Science 科学、Technology 技術、Engineering 工学、Mathematics 数学)の基礎をはじめプログラミングやプレゼンテーションなどを学び、論理的思考力や問題解決力・表現力・集中力・やりきる力を中心にチームで成果を出す力を身に付けることを大切にしているという。

湘南ゼミナールのプログラミング講座「ロボ団」の教材
湘南ゼミナールのプログラミング講座「ロボ団」の教材

 2020年に本格始動する教育改革に先駆けて、小学校低学年をおもな対象にスタートする「英語4技能」と「プログラミング」の新講座。どちらもタブレットなどICT機器やAIの利点をフル活用するものだ。新講座開講のねらい、今後の展望や新講座に込めた想いを代表取締役社長の福村賢一氏に聞いた。

英語4技能学習のためのタブレット教材「SMARTree」



自分のペースで学習



--「SMARTree」について、開講に至った背景や目的を教えてください。

 「SMARTree」は、小学生のお子さまのいるご家庭が多い田園都市線沿線や港北ニュータウンの周辺を中心に8教室から開始します。対象は新小1~小6年生で、特に低学年から取り組みやすい内容になっています。大学入試も含めて英語教育は4技能重視の教育に変わっていきます。2020年度からは小学校で英語は教科化されますし、これから高校入試も変わっていくと思います。この英語教育の変化は後戻りすることはありませんので、地域の方々が低学年のうちからより良い英語教育を受けられるよう、世の中の変化にしっかり対応していきたいと考えています。

 もうひとつ開講の理由としてあげられるのは、タブレットを活用した英語学習は「ひとりひとりのペースで進められる」という点です。特に低学年のお子さまにとってクラス授業を中心とした既存の形よりも取り組みやすいと思います。低学年のうちは関心度や気持ちなどによって差が開きやすいですし、ひとりひとりのペースで進めやすいことはメリットがあると思います。頑張りたい、進みたいというお子さまはどんどん進めれば良いですし、ほかにも習い事をしているお子さまは自分のペースで進められると良いのではと思います。

湘南ゼミナール 代表取締役社長 福村賢一氏
湘南ゼミナール 代表取締役社長 福村賢一氏

英検2級レベルまで対応



--カリキュラムはどのように進んでいくのでしょうか。

 「SMARTree」は、432ユニット(1ユニット50分)のカリキュラムです。講座では開始時間と終了時間が決まっているだけで進度はひとりひとり異なります。Spark、Motivate、Activateの3ステージがあり、それぞれSpeaking、Writing、Readingの3つの技能に分かれています。さらに、おのおの4ユニット×36コースに分かれており、技能ごとに144コース受講するカリキュラムになっています。1コースは週1回なら約3か月、週3回なら1か月で終了可能です。習熟度の目安としては、Sparkステージ終了でCEFR A1(英検4~3級)、Motivateステージ終了でCEFR A1(英検3級)、Activateステージ終了でCEFR A2(英検準2級~2級)となっています。

コスト削減と、容易な習熟度確認



--これまでの英語学習とはどのような違いがありますか。

 個別指導の場合、1対1の授業はやはりコストがかかります。1対2の場合にはどちらかの生徒にペースを合わせなければならない。それがAIの力を借りることで個々の進度に合わせて、安価に提供できるようになりました。タブレットと英語学習は相性が良く、CDと紙といった従来の形よりも与えられる情報量も子どもたちのワクワク感も格段に違います。視覚を使うことで子どもたちが飽きないのです。しかも子どもたちの学習履歴がすべて記録され蓄積されます。その記録はインターネット環境さえあればパソコンでもスマホでも保護者がいつでも確認することができます。これまで行っていた保護者が面談を申し込み、講師が記録した内容を伝えて…といったプロセスが不要になります。時間の制約がなくなるので「こんなに発音が良くなった」「こんなに進んだ」というお子さまの習熟度を保護者が見たいときに見られるようになります。

 共働きの家庭も増えていますし、食事を済ませて子どもを早く寝かしてあげたい、でも宿題もやらなければならない、塾での学習の理解度を聞いても正直に話すかどうかわからない…といったさまざまな悩みがあると思います。保護者がいつでもWebサイトでお子さまの学習の記録を見ることができるのは安心です。数年前ですと家庭でインターネット環境に差があり導入することが難しい状況でしたが、今ではスマホがこれだけ普及していますし各家庭で何かしらインターネット環境が整っていると思います。タブレットはご自身のものでもできますし、こちらで用意することも可能です。

--家庭での学習はどのように取り組むことができますか。

 「SMARTree」はペーパーの教材もあります。宿題も出しますし、学習の記録はWebサイトでお子さま自身も繰り返し確認できるので、何度でも自分の発音の記録を聴いて復習をすることができます。塾に行く必要がないのでは? という意見もあるかもしれませんが、やはり「いつでもできる」となると実際はなかなか取り組めないと思います。「やりなさい!」と言ってもやらない…となると親子喧嘩になってしまう(笑)。ですので、お子さまが集中して学習に取り組める環境は塾にお任せしていただければと思います

湘南ゼミナールの英語4技能講座「SMARTree」の教材
湘南ゼミナールの英語4技能講座「SMARTree」は、常にヘッドホンとマイクを使い「見て、聴いて、話す」ことからスタート。
繰り返しでき、一回は一時停止せず進める作りになっているので、最初から英語のスピード感に慣れて学習を進めていく。

 英語はクラス授業の場合、途中からの参加が難しい場合もありますが、タブレットはいつでも参加可能で始めたいときに始められることで優位性が高いと思います。小学校で英語の教科化が始まりますと、子どもたちの英語の差はどんどん広がっていきます。今までは大多数のお子さまは小学校で少し英語学習を経験して中学校へ進学してきました。しかしこれからは教科として小学校で英語に取り組みますので、中学校入学時にはすでに差が拡がっていくと思います。高校入試ではまだ英語の4技能重視が足並みそろっていませんが、これからどんどん変わっていくはずです。大学入試での4技能重視が進むのは間違いありませんので、EdTechの力を活用し、小学生のうちから4技能をしっかり学び、英検をはじめとした4技能対応の外部試験に向けて準備しておくことが大切だと考えています。

未来を担う人材を育成するプログラミング教育「ロボ団」



将来の社会で求められる力を育む



--「ロボ団」について、開講に至った背景や目的を教えてください。

 2030年には既存の職業の半数近くがAIに置き換わるのでは、と言われていますが、そこを動かすのはAI人材であったり、プログラミングスキルの高い人材であったり、やはり"人材"です。その人材は今後不足していきます。今までは、古くから続いてきた知識偏重型の学問の中での体系化が価値観として強かったのですが、急速に変わってきていると感じています。これまでは知識を試験で発揮できる人が優秀だと認められて活躍してきました。しかし、今はスマホ1つあれば無限の情報にアクセスできます。知識はいくらでも引き出せる、つまり、知識はアクセスさえできれば誰にも平等です。しかし、その知識をどう使うか、課題や問題を見つけてどう解決していくか。そういった力が将来、社会や会社組織で求められていくのだと思います。先生が知識を教えて子どもたちが覚えていく学習から、PBL(Problem Based Learning)すなわち課題解決型の学習に、さらには主体的な学習に変わっていくのです。そういった力を身に付けることが、この講座の目的です。

--「ロボ団」のカリキュラムの特長を教えてください。

 「ロボ団」のカリキュラムは、2人1組のチームを組んで進めていく、レゴマインドストームEV3を使ったロボットプログラミング教育ですが、重要視しているのはプログラミングのスキルを身に付けるだけではありません。理数の知識やコミュニケーション能力、課題解決力など、未来を担う子どもたちに必要な力を育めることから「ロボ団」のカリキュラムを採用しました。

途中入会でも無理なくキャッチアップ



湘南ゼミナール 代表取締役社長 福村賢一氏
「知識をどう使うか、課題や問題を見つけてどう解決していくか。そういった力が今の子どもたちが将来、
社会や会社組織で求められていく」湘南ゼミナール 代表取締役社長 福村賢一氏

 年に何回か通常クラスのフォロークラスとしてブースター講座がありますので、年度途中からでも始めることができます。低学年が対象ですが、ベースさえ追いつけば誰でも始められます。2人1組ですので、チームで解決していくことを重要視していますから、補講を行うなど、途中入会の子どもがキャッチアップしやすいように追いついていけるように考えられている点も「ロボ団」を選んだ理由のひとつです。Python(パイソン)やJAVA(ジャバ)など高度なプログラミングも学べ、カリキュラムが充実していますし、国際的なロボットコンテスト「WRO」にも毎年出場しています。コンテストを目指して頑張るというのは良いモチベーションになります。

 プログラミングのカリキュラムを私も体験してみたのですが、子どもがやって楽しいのはもちろんですが大人も楽しいんです。プログラミング学習は大人も子どももイーブンで始まりますよね。そこがとても良い点だと思います。湘南ゼミナールの講師も「ロボ団」の講師講座を受けてライセンスを取得しましたが、まさに子どもたちと同じように感じながら受講できたと思います。

--プログラミング学習は家庭での復習も可能なのでしょうか。

 「ロボ団」の講座では、タブレット教材を見ながらパソコンでロボットプログラミングを行います。プログラミングは、家で復習をするイメージがあまりないと思いますが、タブレット教材を持ち帰り宿題に取り組みますので、講座の時だけ学習するのではなく、タブレットを持ち帰り、理解度を確認して復習し、習熟度を向上することが可能です。「ロボ団」の講座はあざみ野教室から開始しますが、今後は教室を増やしていく予定です。

湘南ゼミナールのプログラミング講座「ロボ団」の教材。タブレットは持ち帰り復習や宿題に使う。クイズ形式の宿題では詳しい解説を確認できるので安心だ。
湘南ゼミナールのプログラミング講座「ロボ団」の教材。タブレットは持ち帰り復習や宿題に使う。
クイズ形式の宿題では詳しい解説を確認できるので安心だ。

最後に大切になるのはコミュニケーション能力



--これからの未来を担う子どもたちにどういう教育が必要か、悩んでいる保護者にメッセージをお願いします。

 世の中の変化が急速に進んでおり、不確実性の時代、複雑化の時代と言われています。そうなると、今まではボリュームゾーンが正解でしたが、これからは何が正解なのかが曖昧になり、保護者の皆様は大なり小なりの不安を抱えているのではないかと思います。

 AIは進化しており、英語も自動翻訳機がありますが、最終的にはやはり「コミュニケーション能力」がすべてにおいて問われると思います。たとえば、近未来にAIと人が同じくらいのレベルで、英語でプレゼンテーションを行ったとします。同レベルであれば、最終的には信頼関係を築いてきて、リアルにコミュニケーションが取れる人を選ぶのではないでしょうか。

湘南ゼミナール 代表取締役社長 福村賢一氏
「コミュニケーション能力がすべてにおいて問われる」湘南ゼミナール 代表取締役社長 福村賢一

 子どもたちが10年後20年後に活躍するためには、どういった教育が必要か悩んだときには、早い段階でプロにご相談いただいて、より良いものを選んでいただければと思います。湘南ゼミナールは地域に根付いていますので、お子さまが小さいうちから、未来の社会で生きる力を保護者の皆様と一緒に育んで行ければと思っています

--ありがとうございました。

 湘南ゼミナールのキャッチコピー「その瞬間を、見逃さない。伸ばしていく。」を体現する次世代型の講座「SMARTree」と「ロボ団」。EdTechをフルに活用した学習から、子どもたちは瞬時に手ごたえを感じ、自らトライアンドエラーを繰り返しながら、自分で伸ばせるところ、伸ばしたいところに気付いて学んでいくのだろう。湘南ゼミナールが選んだ「待ち」ではない「主体的な学び」は、デジタルネイティブの次の世代の子どもたちと相性抜群なのは違いない。
《田口さとみ》

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