北海道・札幌市「緊急共同宣言」5/6まで再び臨時休校

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、北海道と札幌市は2020年4月12日、「緊急共同宣言」を発表した。札幌市立小中高校などを4月14日から5月6日まで一斉休校とする。公立学校の臨時休校は、緊急事態宣言の対象となる7都府県以外にも広がりつつある。

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 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、北海道と札幌市は2020年4月12日、「緊急共同宣言」を発表した。札幌市立小中高校などを4月14日から5月6日まで一斉休校とする。公立学校の臨時休校は、緊急事態宣言の対象となる7都府県以外にも広がりつつある。

 政府は4月7日に東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪府・兵庫県・福岡県を対象に緊急事態宣言を発出。7都府県は5月6日までの期間中、公立学校などを臨時休校にして対応している。

 2月28日にいち早く独自の緊急事態宣言を発出した北海道では、当初懸念された爆発的な感染拡大と医療崩壊が回避されたとの判断から、当初の予定通り3月19日をもって宣言を終了。学校現場では、2020年度の新学期がスタートしていた。

 だが、札幌市内では4月11日に市立小学校に勤務する学校給食調理員1人の新型コロナウイルス感染が判明するなど、第2波とも言える感染拡大状況にあり、4月12日に北海道と札幌市が「緊急共同宣言」を発表。5月6日までの期間、札幌市民に不要不急の外出を控えるよう呼び掛けるとともに、札幌市所管の小学校、中学校、高校などを対象に4月14日から5月6日まで一斉休校措置を実施。北海道所管の札幌市内および札幌市からの通学者の割合が多い近隣の高校などについても同様の措置を講じる。

 愛知県・岐阜県・三重県では、政府の緊急事態宣言を受け、3県の知事が4月7日に緊急共同アピールを発表。各県でも独自の緊急事態宣言を出し、学校の臨時休業などを行っている。
《奥山直美》

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