語学学習、日本人は世界で2番目に熱心…都道府県1位は?

 語学学習において、日本人は「もっとも熱心な学習者」としてドイツに続き、世界で2番目に学習熱心であることが、Duolingoが発表した調査結果より明らかになった。もっとも勤勉な都道府県は、1位「青森県」、2位「富山県」、3位「大分県」であった。

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日本のDuolingo新規ユーザー数
  • 日本のDuolingo新規ユーザー数
  • 学習熱心な国/コロナ禍における日本のユーザーの学習動機の変化
  • 都道府県ランキング
  • 急速に学習者が増えている言語
 語学学習において、日本人は「もっとも熱心な学習者」としてドイツに続き、世界で2番目に学習熱心であることが、Duolingoが発表した調査結果より明らかになった。もっとも勤勉な都道府県は、1位「青森県」、2位「富山県」、3位「大分県」であった。

 Duolingoは、世界中の誰もが楽しくアクセスできるように設計された無料のオンライン学習プラットフォーム。英語だけでなく、中国語、スペイン語、フランス語など、39言語を提供している。

 2020年は新型コロナウイルス感染拡大による影響で外出が制限され、リモート化が進み始めるなど、人々の生活に大きな変化があった。日本のDuolingo新規ユーザー数は、WHOが新型コロナウイルスの世界的な大流行を宣言した2020年3月11日から4月末までの間に、2019年の同時期と比べて65%増加した。

 Duolingoで提供しているレッスンの受講完了数の平均値をもとに「もっとも熱心な学習者」を調査したところ、もっとも学習熱心な国は「ドイツ」。「日本」は世界で2番目に学習熱心であるという結果となった。3位「ハンガリー」、4位「チェコ」、5位「ポーランド」が続いている。学習目的に「学校」を選ぶ利用者が多く、2019年の同期間と比べると3.4ポイント増。リモート環境に移行しつつある中、外国語学習の補足資料としてDuolingoを使用する教師や学生が増加していることが要因だという。

 Duolingoで提供しているレッスン受講完了数の平均値から学習熱心な都道府県をランキング化したところ、1位「東京都」、2位「富山県」、3位「山形県」、4位「北海道」、5位「石川県」となった。また、Duolingoで提供しているレッスンの連続受講日数の平均値をもとに算出した勤勉な都道府県ランキングでは、1位「青森県」、2位「富山県」、3位「大分県」、4位「鳥取県」、5位「徳島県」であった。

 世界で急速に学習者が増えている言語は、1位「ヒンディー語」、2位「韓国語」、3位「日本語」、4位「トルコ語」、5位「中国語」で、アジア圏言語への興味関心度が世界的に高まっている。日本語は世界で人気の言語でも6位にランクイン。これは、「マンガ・アニメ」を含む日本文化への世界的な関心が、ランクインの要因として考えられるという。
《外岡紘代》

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