名古屋商科大の国際高校、国際バカロレア認証取得

 名古屋商科大学を運営する栗本学園は2022年12月13日、9月に開校した国際高校が世界共通の大学入学資格「国際バカロレア」の認証を取得したことを発表した。カリキュラムを履修後に最終試験で所定の成績を収めれば海外大学への受験資格が得られる。

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名古屋商科大学のキャンパス内に開校した国際高等学校
  • 名古屋商科大学のキャンパス内に開校した国際高等学校
  • 国際バカロレア・ディプロマ課程(IBDP)

 名古屋商科大学を運営する栗本学園は2022年12月13日、9月に開校した国際高校が世界共通の大学入学資格「国際バカロレア」の認証を取得したことを発表した。カリキュラムを履修後に最終試験で所定の成績を収めれば、海外大学の受験資格が得られ、世界有数の大学への進学が可能となる。

 9月に名古屋商科大学のキャンパス内に開校した国際高等学校は、男女共学の全寮制私立高校。ハーバード大学をはじめとした世界トップ学術機関で実践されているケースメソッドを取り入れ、世界に通用するリーダー教育を展開している。

 今回認証を取得した国際バカロレアとは、スイス・ジュネーブに本部を構える世界標準の教育課程で、発達段階に応じたカリキュラムがある。国際高等学校では、日本の高等学校教育に相当する教育課程「ディプロマ(DP)」を提供する。DP修了後には最終試験で所定の成績を収めることで国際的に通用する大学受験資格を取得することができ、世界有数の大学への進学が可能となる。

 国際バカロレア認証取得は、東海地区初。カリキュラムでは、日本語(国語)を除くすべての授業を英語で行う。授業は25名の少人数で行い、全員が修士または博士号を有する多国籍教員と系列ビジネススクールの教授が指導する。また入学希望者を対象としたサマースクールや、高校準備課程としてのブリッジング・プログラム(4月~6月)を実施予定。

 国際高校は、学習指導要領等によらない教育課程を編成実施できる「文部科学省教育特例校」の認可に加え、2022年3月31日付で一条校としても認可されており、全国でも数少ない全寮制の国際教育活動を展開していくとしている。直近の予定としては、1月5日・19日にオンライン学校説明会、1月11日に起業家教育の公開授業、2月23日にオープンキャンパス、3月下旬にスプリングスクール等がある。


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《川端珠紀》

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