【中学受験】難関中合格者の保護者、70%以上悩み尽きず

 ひまわり教育研究センターは、偏差値60以上の中学校に通う子供をもつ保護者150人を対象に中学受験についてアンケート調査を実施し、2023年2月2日に結果を公表。70%以上の親が、子供の中学生活に悩みを抱えていることが明らかになった。

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子供の中学生活において、何か悩みはありますか?
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 ひまわり教育研究センターは、偏差値60以上の中学校に通う子供をもつ保護者150人を対象に中学受験についてアンケート調査を実施し、2023年2月2日に結果を公表。70%以上の親が、子供の中学生活に悩みを抱えていることが明らかになった。

 ひまわり教育研究センターは、偏差値60以上の中学校に通う中学生の保護者に「中学生活の悩み」についてのアンケート調査を行った。調査期間は2022年8月16日~18日。調査方法はインターネット調査。

 対象は、偏差値60以上の中学校に通う子供をもつ保護者150人。そのうち、保護者の性別は男性81人(54%)、女性69人(46%)。子供の性別は男子69人(46%)、女子81人(54%)で、子供の年齢は中学1年生16人(10.7%)、中学2年生68人(45.3%)、中学3年生66人(44%)であった。

 子供の通う中学校がある地域は関東が62人(41.3%)で一番多く、近畿の33人(22%)、中部19人(12.6%)と続いた。なお、偏差値60以上の中学校は「みんなの中学情報」のランキングに基づいている。

 調査では、「子供の中学生活において、何か悩みはあるか」と質問。それに対し、105人(70%)の保護者が「悩みがある」と回答した。「特に悩みはない」と回答したのは45人(30%)であった。

 また、「中学校生活に悩みがある」と回答した105人に「子供の中学生活において、どのような悩みがあるか」と、近いと思うものを2つまで選ぶよう質問。その結果、「友達関係」26人(24.76%)、「子供の心の不安定さ」26人(24.76%)、「成績」25人(23.81%)、「朝起きない等の日常生活」25人(23.81%)、「クラブ活動」24人(22.86%)との回答を得た。

 今回の調査により、偏差値60以上の中学校に合格した父親、母親共に約70%が中学生活に悩みを抱えていることが明らかになった。母親、父親共に多かった悩みは、「友達関係」「子供の心の不安定さ」「成績」「朝起きない等の日常生活」「クラブ活動」に関するものであった。

 父親が母親より多かった悩みは「成績」「クラブ活動」で、母親が父親よりも多かった悩みは「友達関係」「子供の心の不安定さ」であった。父親は、成績やクラブ活動等、比較的外から見える事柄に対して悩みを抱えていることがわかった。一方、母親は友達関係や心の不安定さ等、よりわが子の内面の心の動きに対して悩みを抱える傾向にあることがわかった。

 具体的な悩みについては、起床に関する悩みが多くみられた。クラブや勉強、通学時間の長さ等、日々の忙しい生活の中で子供が疲れていることもあると考えられる。また、成績の伸び悩み、反抗期、不登校等、切実な悩みもみられた。

 ひまわり教育研究センターのWebサイトでは、今回のアンケート結果以外にも受験に関するさまざまな調査結果を公開している。

《いろは》

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