給料や安定ではなく…難関大就活生が重視するものとは?

 就活プラットフォーム「Goodfind」を運営するスローガンの調査によると、難関大の就活生が企業選択をする際に「安定よりもこれから伸びそうな会社、給料よりも自分のやりたい仕事」を重視していることが明らかになった。

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企業選択をする場合、どのような企業がよいと思うか
  • 企業選択をする場合、どのような企業がよいと思うか
  • 行きたくない会社があるとしたら、どのような会社か
  • 海外勤務志向について、もっとも近いものはどれか
 就活プラットフォーム「Goodfind」を運営するスローガンの調査によると、難関大の就活生が企業選択をする際に「安定よりもこれから伸びそうな会社、給料よりも自分のやりたい仕事」を重視していることが明らかになった。

 スローガンが運営する「Goodfind」の会員は、東京大、京都大、東京工業大、一橋大、早稲田大、慶應義塾大、そのほか旧帝大の学生が約4割、さらに上智大、東京理科大、筑波大、横浜国立大、MARCH、関関同立の学生を含めると全体の約7割にのぼるという。調査は、「Goodfind」に会員登録をしている2017年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象に実施。6月13日~20日の期間で、385件の有効回答を得た。

 企業選択をする際に、どのような企業がよいと思うかを聞いたところ、「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」が48.8%ともっとも多く、ついで「これから伸びそうな会社」34.0%、「働きがいのある会社」24.9%の順だった。「給料のよい会社」は16.9%、「安定している会社」は7.3%となり、「安定よりもこれから伸びそうな会社、給料よりも自分のやりたい仕事」を重視する傾向にあった。

 一方、行きたくない会社について聞くと、「暗い雰囲気の会社」「仕事の内容が面白くない会社」「体質が古い会社」「歯車になりそうな会社」などがあげられ、給料や休暇、残業などの労働条件よりも、旧態依然とした組織に属することや、決められた業務を歯車のようにこなす働き方への懸念が強いことがうかがえた。

 海外勤務については、「仕事内容にかかわらず海外で勤務したい」が21.0%、「やりたい仕事があるので海外で勤務したい」が20.3%と、41.3%が海外勤務に積極的だった。また、「希望する勤務地なら海外で勤務したい」と回答した36.6%も合わせると、全体の77.9%が海外勤務に前向きな姿勢であることがわかった。
《外岡紘代》

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