チャイルドシート、正しい取付けわずか4割…警察庁・JAF合同調査

 自動車運転中の子どもの安全確保に欠かせないチャイルドシートだが、正しく車両に取り付けられているケースは4割にとどまることが、警察庁と日本自動車連盟(JAF)の合同調査結果から明らかになった。取付けミスは、「腰ベルトの締付け不足」が特に多かった。

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取付け状況調査結果
  • 取付け状況調査結果
  • 乳児用シートにおける取付け時のミスユース
  • 幼児用シートにおける取付け時のミスユース
  • 年齢層別チャイルドシート使用率
  • 使用状況調査結果
  • 着座状況調査結果
  • 乳児用シートにおける着座時のミスユース
  • 幼児用シートにおける着座時のミスユース
 自動車運転中の子どもの安全確保に欠かせないチャイルドシートだが、正しく車両に取り付けられているケースは4割にとどまることが、警察庁と日本自動車連盟(JAF)の合同調査結果から明らかになった。取付けミスは、「腰ベルトの締付け不足」が特に多かった。

 「チャイルドシート使用状況全国調査」は2016年11月3日~15日、警察庁とJAFが全国で実施したもの。調査は、使用状況、取付け状況、着座状況の3種類。

 このうち、取付け状況調査は、自動車に取り付けられた乳児用・幼児用のチャイルドシートが、取扱説明書に準拠した取付け状況にあるか、全国8都道府県の16か所で行った。調査対象数は425シート。

 調査の結果、チャイルドシートが正しく車両に取り付けられていたのは、乳児用40.0%、幼児用38.6%、計39.3%。逆に「ミスユースあり」とされたのは、乳児用60.0%、幼児用61.4%、計60.7%にのぼった。

 具体的な取付けミスでは、「腰ベルトの締付け不足」が乳児用68.6%、幼児用73.8%と圧倒的に多かった。それ以外では、座席ベルトの通し方や長さ不足、不具合なども多かった。

 このほか、全国99か所で実施した使用状況調査によると、自動車に乗車している6歳未満の子どものうち、チャイルドシートを使用していたのは64.2%。年齢別では、「1歳未満」85.7%、「1~4歳」66.8%、「5歳」39.1%と、年齢が上がるにつれて使用率が下がる傾向にあった。

 チャイルドシートを使用している6歳未満の子どもを正しく座らせているか調べた結果では、「しっかり着座」は58.6%、「ミスユースあり」は41.1%だった。ミスユースの内訳では、乳児用、幼児用は「ハーネス(チャイルドシートの子ども用ベルト)の締付け不適合」、学童用は「体格不適合」がもっとも多かった。

 チャイルドシートは、道路交通法において6歳未満の子どもに使用義務がある。国土交通省によると、チャイルドシート未使用者の死亡重傷率は、使用者の約2.1倍。チャイルドシートの不適正な使用者の死亡重傷率は、適正な使用者の約6.0倍。チャイルドシートは適正に使用しなければ、子どもの命を守るために十分な効果を発揮しないとされている。

 JAFや警察庁、国土交通省のWebサイトでは、チャイルドシートを取り付ける際のポイント、正しく使うためのアドバイス、注意事項などが紹介されている。
《奥山直美》

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