ネット利用で睡眠時間が減少、平均23.3分…中学生1万人調査

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ネット利用による生活への影響
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 中学生のネット依存傾向の判定結果は3段階評価で「中」が48.8%ともっとも多く、ネット利用により睡眠時間が平均23.3分減少していることが、総務省情報通信政策研究所の調査結果より明らかになった。

 中学生のインターネットの利用状況と依存傾向に関する調査は、横浜市の協力を得て市内の公立中学校148校のうち22校1万1,589人を対象に実施。1万596票の有効回答をもとに集計した。調査期間は平成27年2月18日~3月13日。ネット依存傾向については、米国の心理学者キンバリー・ヤング博士の提唱した20項目を参考に中学生向けに記述を調整したものを活用した。

 中学生のネット依存傾向の判定結果は、「中」が48.8%ともっとも多く、「低」45.5%、「高」5.7%が続いた。学年別にみると、「高」は1年生が6.4%、2年生が5.5%、3年生が5.1%と学年が下がるほどやや高い傾向にある。性別にみると、女子(6.2%)の方が男子(5.1%)よりも割合がやや高い傾向にある。

 また、LINEやTwitter、Facebookといったソーシャルメディア利用者は、依存傾向「高」に該当する割合が7.1%と高く、非利用者で「高」に該当する割合(1.5%)の4.7倍に相当する。

 ネットの利用時間は、「スマートフォン」が125.7分ともっとも長く、「パソコン」40.2分、「タブレット端末」38.1%、「ガラケー」15.5%が続いた。いずれの機器もネット依存傾向が高いほどネット利用時間が長い。特に、スマートフォンでは依存傾向「高」が250.7分と全体の約2倍だった。

 ネット利用により減少した時間は「睡眠時間」が23.3分ともっとも長く、「テレビを見る時間」8.6分、「家族と顔を合わせて話をする時間」1.5分が続いた。依存傾向「高」は、ネットを使い始める前に比べて、「睡眠時間」68.0分、「テレビを見る時間」31.7分、「家族と顔を合わせて話をする時間」25.9分と大きく減少している。
《工藤めぐみ》

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