女子小学生の保護者、タブレットでの学習OK・読書NG

 女子小学生の保護者の4割以上は「タブレットでの学習」に前向きだが、「タブレットでの読書」については6割近くが消極的であることが、アスキー・メディアワークスなどの調査からわかった。女子小学生の半数は、紙とタブレットを併用して学習したいと考えていた。

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タブレットの使用有無(女子小学生)
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  • 今後のタブレット学習意向(女子小学生)
  • 子どものタブレット学習(知育)について(保護者)
  • 子どものタブレットでの読書について(保護者)
  • 子どものLINEなどの無料通話・メールアプリの利用について(保護者)
 女子小学生の保護者の4割以上は「タブレットでの学習」に前向きだが、「タブレットでの読書」については6割近くが消極的であることが、アスキー・メディアワークスなどの調査からわかった。女子小学生の半数は、紙とタブレットを併用して学習したいと考えていた。

 「子どもライフスタイル調査 2018冬」は、KADOKAWA アスキー・メディアワークスと角川アスキー総合研究所が共同で2017年8月1日~9月20日に実施。KADOKAWA アスキー・メディアワークスの女児向け雑誌「キャラぱふぇ」の読者を対象に、女子小学生とその保護者から365件のサンプルを得た。

 女子小学生にタブレットの使用の有無について尋ねると、「家族のタブレットを借りて使っている」36.4%がもっとも多く、ついで「自分専用のタブレットを使っている」7.4%、「学校の授業」4.1%、「通信教育」3.6%など。自分専用タブレットの割合は、小学1~3年生の5.2%に対して小学4~6年生は11.4%と、学年で差がみられた。使用頻度では「毎日」がもっとも多く、1~3年生は24.8%、4~6年生は30.8%。ついで「週に1~2回」で1~3年生は20.2%、4~6年生は23.1%だった。

 タブレットを使っている女子小学生のうち、「学習に使っている」は1~3年生は27.5%、4~6年生は41.5%。「今後学習に使いたい」と回答した小学生を合わせると、1~3年生の約4割、4~6年生の6割以上が学習での利用に意欲を示した。

 タブレットで学習している女子小学生に「紙の本・ドリル」と「タブレットで見られる本・ドリル」どちらが学習しやすいか尋ねると、42.1%が「タブレット」の方が学習しやすい・どちらと言えば学習しやすいと回答。ただし、「タブレットで見られる本・ドリルだけで学習したい」は35.1%にとどまり、52.6%が紙とタブレットの「両方で学習したい」と答えている。

 女子小学生の保護者に向けて、タブレットで学習(知育)させたいか質問すると、15.6%は「すでに勉強をさせている」、28.5%は「今後勉強をさせたい」と回答。保護者の44.1%がタブレット教育に前向きな姿勢を示したが、タブレットでの読書に関しては「させたいと思わない」が全体の57.0%を占めており、消極的な意見が多かった。

 子どもにLINEなどの無料通話・メールアプリを利用させることについて質問したところ、37.8%が「使う時間や使い方を制限すれば問題ないと思う」、5.8%が「問題ないと思う」と回答。2014年8月に行った同様の質問では、26.7%が「使う時間や使い方を制限すれば問題ない」、2.7%が「問題ない」だったため、肯定派が増加していることがわかった。
《黄金崎綾乃》

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