「自画撮り被害」防止へ、東京都が全国初の条例施行

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 青少年に裸の画像などを送らせる、いわゆる「自画撮り被害」が多発していることから、東京都は全国に先駆けて2018年2月1日、自画撮り被害防止に向けた条例を施行した。2月1日には、中学生らによる街頭PR活動も展開された。

 「自画撮り被害」は、少年・少女がだまされたり脅されたりして、自分の裸体などを撮影し、メールなどインターネットを介して送らされる手口。被害が多発していることから、東京都では全国で初めて、自画撮り画像を要求する行為を犯罪として規定する「東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例」の施行に踏み切った。

 条例では、青少年に裸体などの自画撮り画像を不当に求める行為の禁止を定め、違反した場合には30万円以下の罰金を科す。条例施行に合わせて、2月から3月には自画撮り被害防止に向けた集中啓発を実施。渋谷スクランブル交差点や新宿駅西口広場などの大型街頭ビジョン、都内全域の路線バス車内などに「18歳未満の子に裸の画像を不当に求めることは犯罪です!」と題した広告を掲載する。

 2月1日には渋谷区立中学校の生徒らが参加し、渋谷駅前で街頭PR活動も実施。自画撮り被害防止を訴えた。3月末には、ドラマ形式の啓発用DVDを都内全高校や区市町村などに配布し、Webサイトにも掲載する。

 「東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例」では、自画撮り被害などの防止に向けた普及啓発や教育・相談などの施策を東京都の責務として規定。青少年のインターネット利用に伴う危険回避に有益なアプリなどを東京都が推奨する。

 東京都では、子どものネット・ケータイにかかわるトラブル相談窓口「こたエール」も開設中。自画撮り被害が増えていることから、「性的な画像のやりとりは絶対にやめましょう」と呼び掛けるとともに、「求められても画像は送らないことが大切です。また、画像の送付後でも、早く対応すれば、画像の拡散を抑えることができます」と、相談も受け付けている。

◆ネット・トラブル相談窓口「こたエール」
【電話相談】
番号:0570-783-184
日時:月~金曜日9:00~18:00、土曜日9:00~17:00
相談料:無料

【パソコン・ケータイ・インターネット相談】
受付時間:24時間対応
相談料:無料
《奥山直美》

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