家族がそろった食事、中学生のキャリア観に影響…アイデム調査

 家族がそろって食事をする回数が多い中学生ほど、働く親を「楽しそう」とポジティブに捉える傾向にあることが、アイデムが発表した調査結果より明らかになった。働くことのあり方が大きく変化していくこれからの時代、「働く」を伝える親の役割は重要だという。

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将来働くことは楽しみか(家族がそろって食事をする回数別)
  • 将来働くことは楽しみか(家族がそろって食事をする回数別)
  • 父親との会話量
  • 父親との会話量(家族がそろって食事をする回数別)
  • 母親との会話量
  • 母親との会話量(家族がそろって食事をする回数別)
  • 働く父親は楽しそうか
  • 働く父親は楽しそうか(家族がそろって食事をする回数別)
  • 働く母親は楽しそうか
 家族がそろって食事をする回数が多い中学生ほど、働く親を「楽しそう」とポジティブに捉える傾向にあることが、アイデムが発表した調査結果より明らかになった。働くことのあり方が大きく変化していくこれからの時代、「働く」を伝える親の役割は重要だという。

 「中学生のキャリア観に関する意識調査」は、中学1年生~3年生の子どもを持ち、子どもと一緒にアンケートの回答が可能な男女を対象に実施したもの。調査期間は2018年6月14日~17日。827名の有効回答を得た。なお、親が「無職」の場合は、家事・育児など「生活の中で担当しているもの」を「働く」または「仕事」としている。

 父親との会話量は「ちょうどよい」69.7%がもっとも多く、「たくさん話している」19.7%、「もっと話したい」10.6%が続いた。家族でそろって食事をする回数別にみると、「たくさん話している」の割合が、「1~3回」14.3%に対して「16回以上」25.0%と、家族でそろって食事をする回数が多い中学生ほど、父親と「たくさん話している」と感じていることがわかった。

 母親との会話量も「ちょうどよい」51.3%が最多であったが、「たくさん話している」41.4%、「もっと話したい」7.3%と、「たくさん話している」の割合が父親に比べて21.7ポイントも高かった。家族でそろって食事をする回数別にみると、父親との会話量と同様、家族でそろって食事をする回数が多い中学生ほど、母親と「たくさん話している」と感じる割合が多かった。

 働く父親の姿について、「楽しそう」10.1%、「どちらかといえば楽しそう」34.7%、「どちらかといえば嫌そう」19.1%、「嫌そう」6.2%、「わからない」29.9%。働く母親の姿については、「楽しそう」13.3%、「どちらかといえば楽しそう」35.3%、「どちらかといえば嫌そう」18.3%、「嫌そう」6.1%、「わからない」27.1%という結果だった。家族がそろって食事をする回数別にみると、父親・母親ともに食事回数が多くなるにつれて、「楽しそう」「どちらかといえば楽しそう」の割合が多くなる傾向がみられた。

 ほかにも、働く父親・母親に対する憧れの気持ちや、子どもが将来働くことを楽しみにする気持ちも、家族がそろって食事をする回数が多い中学生ほど、ポジティブな傾向にあったという。

 アイデム人と仕事研究所の古橋孝美主任は、「子どもが『働く』を考えるとき、身近な大人である親の仕事への姿勢が大きく影響する」とし、「親が楽しく、充実して働いていることを日々の会話やようすから感じ取ることができれば、子どもは自身の将来への期待を大きく持つことができるようだ」とコメントしている。
《外岡紘代》

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