親子の会話は高学年ほど減少、LINEなどのやり取りは増加

 小中学生の親子の会話時間は学年が上がるにつれて減少傾向にあるが、親子間でのLINEやメールなどによるメッセージのやり取りは学年が上がるにつれて増加することが、NTTドコモ モバイル社会研究所が2019年9月27日に発表した調査結果より明らかになった。

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親子間の直接顔を合わせた会話時間
  • 親子間の直接顔を合わせた会話時間
  • 親子間のメッセージ(LINEやメールなど)のやりとりの頻度
  • LINEの利用時間
 小中学生の親子の会話時間は学年が上がるにつれて減少傾向にあるが、親子間でのLINEやメールなどによるメッセージのやり取りは学年が上がるにつれて増加することが、NTTドコモ モバイル社会研究所が2019年9月27日に発表した調査結果より明らかになった。

 調査は、関東1都6県に在住する小中学生の子どもと保護者を対象に実施したもの。親子500組の有効回答を得た。調査時期は2018年9月。

 小中学生の親子が直接顔を合わせて会話する時間が「毎日5時間以上」の割合は、「小学1年生」43%、「小学2年生」35%、「小学3年生」34%、「小学4年生」45%、「小学5年生」23%、「小学6年生」13%、「中学1年生」24%、「中学2年生」16%、「中学3年生」14%。親子の会話時間は学年が上がるにつれて減少する傾向にあり、特に受験期の小学5・6年生、中学2・3年生は少ないことがわかった。

 一方で、親子間でのLINEやメールなどによるメッセージのやり取りは学年が上がるにつれて増加し、中学生では半数以上が「週に2・3回」以上やり取りをしていた。

 LINEの利用状況について、小学生は各学年とも「利用していない」が最多であったが、中学生になると一気に増加し、「毎日30分以上」利用する子どもが約6割を占めている。
《外岡紘代》

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