奨学金は主に給付型と貸与型の2つに分けられる。日本学生支援機構(JASSO)のほかにも、各大学や機関が奨学金制度を設けており、その種類や制度は様々。奨学金制度の利用者は増加しているが、奨学金は借りるだけでなく、その返済についてもしっかり考えなければならない。奨学金に関する様々な情報を配信する。
東京大学は、女子学生増につなげようと、平成29年4月から教養学部前期課程に入学する遠方の女子学生のため、約100室の住まいを用意し、月額3万円の家賃支援を行う。支援期間は2年間、最大72万円になる。
日本生協連の調査によると、今後の子どもの教育費用に「負担」を感じている人が20~40歳代で8割以上にのぼることが明らかになった。現在の子どもの教育費用に負担を感じている人が多いのは40~50歳代だった。
人間塾は11月14日より、「井上和子奨学金・第6期(平成29年度)奨学生」の募集を開始する。関東圏の大学生を対象に、月額10万円を1年間給付する。応募締切りは12月3日。書類審査と面接審査により30名を決定する。
官民協働海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」の平成29年度前期(第6期)募集が10月24日に締め切られ、応募状況が公表された。採用予定500人のところ、応募学生数は1,299人、在籍学校数221校となった。
国際教育交換協議会(CIEE)日本代表部は11月1日、世界30か国夏期留学プログラム奨学金「CIEE JAPAN 50周年記念スカラーシップ」の申請受付を開始した。TOEFL iBTテストスコアが61以上などの要件を満たす日本人大学生20名に給付予定。
神奈川県は、平成29年度に高校進学を予定し学資の援助を必要とする中学3年生を対象とした高等学校奨学金の予約採用を、平成28年11月1日より平成29年1月16日まで募集する。高校在学生を対象とした平成28年度奨学生随時採用の受付は、平成29年1月31日まで。
日本学生支援機構(JASSO)は10月28日、第一種奨学金(無利子奨学金)の追加推薦の受付を開始した。貸与条件に含まれている学力基準のうち、成績基準を実質的に撤廃し、低所得者層の生徒が大学などに進学する後押しをする。
ネスレは10月30日、同社のチョコレートブランド「キットカット」を通じて地域社会活性化を進めるプロジェクト「キット、輪になる。」を始動する。Zeebra(ジブラ)やイラストレーター門秀彦氏を迎え、全国ダンス大会を展開予定。
日本学生支援機構(JASSO)は、2016年10月21日に発生した鳥取県中部地震で災害救助法の適用地域に居住する学生に対する奨学金の緊急採用や奨学金返還者の減額返還・返還期限猶予の願出を受け付ける。返還不要の「JASSO支援金」についても申請を受け付ける。
返済不要の新給付型奨学金について、自由民主党は制度設計に関する論点試案として給付対象や給付額、給付方法に関し11月上旬にも具体案を取りまとめる。給付対象者の成績については、高校での成績が4以上、給付額は3万とする案もあるが、未定。
千葉県は10月17日、平成29年度の高校入学者を対象とした「千葉県奨学資金」の概要を公表した。無利子の貸与型奨学金で、中学3年時に申請する「予約募集」もある。貸付月額は、自宅通学が1~3万円、自宅外通学が1万5,000~3万5,000円。
河合塾が運営する大学入試情報サイト「Kei-Net」は10月14日、2017年度入試情報として「給費生・特待生・奨学生入試を実施している大学」を公開した。実施大学・学部ごとに、特典の内容や出願資格、選抜方法などが一覧で掲載されている。
2人に1人が大学に行く時代だが、頭が痛いのが教育費。私立理系に進学した場合の在学費用は4年間で800万円を超える。「せっかく合格してもお金が続かない」ということがないように、教育資金について知っておこう。
大阪市は11月、平成29年度に奨学金を活用して大学などに進学を希望する高校生とその保護者を対象に、入学時に前納する経費に関する相談会を実施する。2会場ともに参加の事前申込みは不要。
アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)は11月1日から、高校生を対象とした「アフラック小児がん経験者・がん遺児奨学金制度」の平成29年度新規奨学生140名を募集する。返還不要の奨学金が、高校卒業まで月額25,000円給付される。募集締切りは平成29年2月28日。
TOEFLテスト日本事務局などを手がける国際教育交換協議会(CIEE)日本代表部は、2017年度の夏期留学プログラムへの奨学金に関する申請説明会を10月20日~2017年2月9日の期間に5回開催する。2017年夏は、20名に給付予定としている。