最も重視するのは「耐久性」…ランドセル意識調査

 三起商行は9月3日、小学生用のランドセルに関する意識調査の結果を公表した。ランドセル選びで消費者が最も重要視しているのは「耐久性」であることが分かった。

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ランドセルの購入で最も重視する点
  • ランドセルの購入で最も重視する点
  • ランドセルを買い換えたり修理した経験
  • ランドセルを購入した人
 ミキハウスなどのブランドを展開する三起商行は9月3日、小学生用のランドセルに関する意識調査の結果を公表した。ランドセル選びで消費者が最も重要視しているのは「耐久性」であることがわかった。

 すでに販売商戦が始まっているランドセルの市場動向を明らかにしようと、8月22、23の両日にインターネットを通じて緊急調査。小学生の子どもを持つ20代~50代の男女500人から回答を得た。

 保護者が、ランドセルを購入する上で最も重視する点を聞いたところ、「耐久性」が半数近くの46%を占めた。次いで「価格」(15.4%)、「カラー」(13.4%)、「デザイン」(9.8%)という結果だった。また、「耐久性」を選んだ230名に自由回答で理由を尋ねたところ、9割以上が「6年間使用するから」と回答。6年間にわたって使う必需品として、子どもが雑に扱っても簡単に壊れないかどうかがランドセル購入の決め手であることが明確になったという。

 一方、購入後に後悔したことは、「その他」(29.9%)に次ぎ、23.1%が「重さ」と回答。特に低学年時の子どもへかかる負担を気にする親が多い反面、一般的に「耐久性」の高いランドセルほど重さは増える傾向にあり、「耐久性」と「重さ」のバランスが購入時のポイントになりそうだ。

 6年間でひとつのランドセルを使い続けているかを調べるため、「ランドセルを買い換えたり修理した経験はありますか」と尋ねたところ、「問題なく使用している」が88%を占め、多くの小学生が長く使い続けていることも分かった。ただ、6年生の子どもを持つ親では、「修理が必要だったが、そのまま使用している」を含めると、「買い換えや修理を経験している親」は27%存在していることも明らかになった。

 また、ランドセルを購入した人は、「自分の親」(29.6%)、「配偶者の親」(25.4%)を合わせて55%が祖父母で占められた。「自分自身で購入」は40.2%だった。
《奥山直美》

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