預貯金をしている10代は51%…高校生平均71,073円、大学生は?

 SMBCコンシューマーファイナンスが行った10代の意識調査によると、「お小遣い以外の収入がある」と回答した人の割合は、高校生35.1%、大学生・専門学校生など65.6%。預貯金をしている割合は、高校生48.6%、大学生等57.3%であることが明らかになった。

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 SMBCコンシューマーファイナンスが行った10代の意識調査によると、「お小遣い以外の収入がある」と回答した人の割合は、高校生35.1%、大学生・専門学校生など65.6%。預貯金をしている割合は、高校生48.6%、大学生等57.3%であることが明らかになった。

 「10代の金銭感覚についての意識調査2020」は2020年1月10日~21日にかけて、ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする15歳~19歳の学生の男女を対象にインターネットで実施し、1,000名の有効回答を得た。

 全回答者の収入の状況は、「収入はない」は21.0%、「収入はお小遣いのみ」は37.0%、「お小遣い以外の収入がある」は42.0%だった。学生区分別では、「収入はお小遣いのみ」と回答した高校生の割合は43.6%、大学生・短大生・専門学校生・予備校生(以下「大学生等」)では14.5%となり、「お小遣い以外の収入がある」と回答した人の割合は、高校生35.1%、大学生等65.6%だった。

 ひと月あたりの収入額の平均は、高校生11,573円、大学生等35,897円。また、家族からのお小遣い額の平均は、高校生は3,808円、大学生等は7,628円だった。

 収入の状況別のお小遣いの平均額を見ると、高校生の場合は、収入がお小遣いのみの人4,858円、お小遣い以外の収入がある人4,820円とどちらも同水準となるのに対し、大学生等では、収入がお小遣いのみの人は13,288円、お小遣い以外の収入がある人の平均額は8,678円となり、差があった。

 お小遣い以外の収入がある人(420名)について、お小遣い以外の収入額のひと月あたりの平均は、高校生22,149円、大学生等43,067円だった。

 ひと月あたりの収入額の構成比は、高校生では「お小遣いによる収入」の割合は17.9%、「アルバイトによる収入」75.3%、「その他の収入」6.9%。大学生等では、「お小遣いによる収入」16.8%、「アルバイトによる収入」81.5%と「その他の収入」1.7%となった。

 預貯金をしている人の割合は全体では50.6%で、高校生は48.6%、大学生等は57.3%だった。預貯金をしている人の平均額は、高校生では71,073円、大学生等では191,200円だった。

 預貯金をしている人・預貯金をしたいと思っている人(906名)にその理由を聞いたところ、「買いたいものがあるため」49.7%がもっとも多く、「将来のため」49.4%、「万が一のときのため」30.6%、「旅行に行くため」23.8%、「一人暮らしをするため」15.3%と続いた。

 預貯金をしていない人(494名)にその理由を聞いたところ、「預貯金に回すお金がないから」44.7%がもっとも多く、ついで「貯めるより自分のためになることに使いたいから」11.1%、「高額なものは親が買ってくれるから」6.5%、「欲しいものがないから」6.1%、「お金が必要になったら働けばいいから」5.5%となった。
《勝田綾》

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