日本の学校のデジタル活用11か国中ビリ、保護者意識も低く

 コロナ禍における学校の対応を調査したところ、日本の学校の8割以上が「紙教材による宿題の提示」を行い、「オンライン授業」実施は11か国中最下位であることが、スプリックス基礎学力研究所の調査で明らかになった。

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日本のデジタル活用について
  • 日本のデジタル活用について
  • 学校が、新型コロナウイルスの影響下で行った対応
  • 子どもが、家で一人で勉強するときの方法
  • 保護者が、「パソコンやタブレットのソフト・アプリで勉強すべき」と考える割合
  • 子どもが「パソコンやタブレットのソフト・アプリで勉強すると、もっと勉強したくなる」と考える割合
  • 日本の子どもが「パソコンやタブレットのソフト・アプリで勉強すると、もっと勉強したくなる」と考える割合
  • 子どもがパソコンやタブレット、スマートフォンで勉強する際にどんなアプリがいいかに対して、「苦手なところを教えてくれるアプリ」がいいと考えている割合
 コロナ禍における学校の対応を調査したところ、日本の学校の8割以上が「紙教材による宿題の提示」を行い、「オンライン授業」実施は11か国中最下位であることが、スプリックス基礎学力研究所の調査で明らかになった。

 調査は2020年8月~9月、日本・アメリカ・中国・インド・イギリス・フランス・ポーランド・タイ・インドネシア・マレーシア・ミャンマーの11か国の6歳~15歳の子どもと保護者各国1,000名ずつ、合計2万2,000名を対象にインターネットで実施した。

 各国の学校が新型コロナウイルスの影響下で行った対応を調べたところ、「紙教材による宿題の提示」を行ったのは11か国全体で42.1%に対し、日本は83.1%で11か国中もっとも多かった。また、「ZoomやGoogle Classroomなどを用いたオンライン授業」の実施は11か国全体57.7%のところ、日本は9.6%で最下位だった。

 「先生による授業動画の配信」「デジタルコンテンツの提供」の割合は11か国中10位となり、日本は世界の中でもオンライン化やデジタル化が遅れていることがわかる。

 子どもが家で一人で勉強するときの学習方法は、「紙と鉛筆を使って勉強する」が全体で78.2%のところ、日本は95.9%と11か国中もっとも多かった。「スマホ」「タブレット」「パソコン」それぞれで学習アプリを使って勉強する割合はもっとも低く、家庭でのデジタル活用も進んでいない。

 保護者の意識を調べたところ、「パソコンやタブレットのソフト・アプリで勉強すべき」と考える割合は、11か国全体68.5%に対し、日本は28.3%で3割未満となり、インドの87.3%を筆頭に過半数の保護者が肯定する他国と比べ、デジタル化に対する意識が低いことが浮き彫りとなった。

 一方、子どもが「パソコンやタブレットのソフト・アプリで勉強すると、もっと勉強したくなる」と考える割合は50.2%と、11か国全体の75.5%に比べ低いものの、過半数が関心をもっていることが明らかになった。

 「パソコンやタブレット、スマートフォンで勉強する際にどんなアプリがいいか」の問いには、日本の子どもの57.3%が「苦手なところを教えてくれるアプリ」と回答。11か国全体平均45.5%よりも高く、デジタルの活用で効率的に苦手分野を克服したいと考えていることがわかった。
《勝田綾》

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