大学学部進学率53.3%で過去最高、女子学生割合も増加

 文部科学省は平成30年8月2日、平成30年度学校基本調査について速報値を公表した。小中学校の在籍者数は過去最低となり減少の一途をたどっている一方、大学(学部)の進学率や大学における女子学生の割合、女性職員の割合などは調査開始以来過去最高を更新した。

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初等中等教育機関等の学校数、在学者数、教員数
  • 初等中等教育機関等の学校数、在学者数、教員数
  • 高等教育機関の学校数、在学者数、教員数
  • 各学校段階ごとの在学者数の推移
  • 各学校段階ごとの在学者数の推移
  • 進学状況 高等学校卒業者の進学率の推移(現役進学率)
  • 女子学生(学部)の割合
  • 女子学生(修士課程)の割合
  • 女性教員の割合
 文部科学省は平成30年(2018年)8月2日、平成30年度学校基本調査について速報値を公表した。小学校、中学校の在籍者数は過去最低となり減少の一途をたどっている。一方、大学(学部)の進学率や大学における女子学生の割合、女性職員の割合などは調査開始以来過去最高を更新した。

 文部科学省は、学校教育行政に必要な学校に関する基本的事項を明らかにすることを目的に、昭和23年度より毎年学校基本調査を実施している。平成30年度調査の調査期日は5月1日現在。幼稚園、小学校、中学校、高等学校、大学、短期大学、高等専門学校などの教育機関や市町村教育委員会を対象に、学校数や在学者数、教員数、進学者数などを調査した。

 平成30年度調査によると、学校数は小学校が前年度(平成29年度)より203校少ない1万9,892校中学校が前年度より55校少ない1万270校高等学校が前年度より10校減の4,897校

 在学者数は、小学校が前年度より2万809人減少し642万7,849人。中学校も前年度より8万1,650人減少し325万1,684人。高等学校は前年度より4万4,106人減の323万6,141人となった。小学校、中学校ともに在籍者数は昭和23年度の調査開始以来の過去最低を更新した。

各学校段階ごとの在学者数の推移
各学校段階ごとの在学者数の推移

 在籍者数が増加したのは、幼保連携型認定こども園、義務教育学校、特別支援学校、大学。幼保連携型認定こども園は前年度より9万5,825人増加の60万1,565人。大学全体(学部・大学院)は前年度より1万8,255人増加の290万9,135人。学部、大学院ともに増加しており、前年度に引き続き増加傾向にある。そのうち、大学(学部)の女子学生の在籍者数は前年度より1万6,127人増加の117万2,148人に。学部生のうち女子学生が占める割合も45.1%と前年度より0.3ポイント上昇し、ともに昭和23年度の調査開始以来過去最高となった。

女子学生(学部)の割合
女子学生(学部)の割合

 高等学校卒業後の状況を見ると、現役の大学・短期大学進学率は前年度同率の54.8%、うち大学(学部)の進学率は49.7%で前年度より0.1%上昇し調査開始以来過去最高。過年度卒を含む大学・短期大学進学率は前年度より0.6%上昇の57.9%、うち大学(学部)の進学率は53.3%で前年度より0.7%上昇し、ともに昭和23年度の調査開始以降過去最高を更新した。

 調査対象のうち女性について見ると、大学における女子学生の割合は学部が45.1%、修士課程が31.3%、博士課程が33.6%とすべてにおいて調査開始以降過去最高を更新。全学校種のうち女性教員の割合は52.6%、女性管理職の割合は27.9%で、いずれも前年度からさらに数値を伸ばし、過去最高を更新している。

 平成30年度の学校基本調査の結果概要は文部科学省のWebサイトから見ることができる。詳細な集計表は政府統計の総合窓口(e-Stat)のWebサイトに掲載されている。
《畑山望》

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