触法少年の補導人員、小学生が中学生上回る…H29年警察庁調査

 警察庁は平成30年3月8日、「平成29年における少年非行、児童虐待および子どもの性被害の状況」を公表した。刑法犯少年の検挙人員は14年連続で減少。触法少年の補導人員は、小学生が中学生を上回った。児童虐待事件と児童ポルノ事件の検挙件数・人員は過去最多となった。

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刑法犯少年の検挙人員
  • 刑法犯少年の検挙人員
  • 触法少年の補導人員
  • 校内暴力事件の検挙・補導人員
  • 教師に対する暴力事件の検挙・補導人員
  • いじめに起因する事件数と検挙・補導人員
  • 児童虐待の通告児童数・保護児童数・検挙状況
  • 児童ポルノ事件の検挙状況
 警察庁は平成30年3月8日、「平成29年における少年非行、児童虐待および子どもの性被害の状況」を公表した。刑法犯少年の検挙人員は14年連続で減少。触法少年の補導人員は、小学生が中学生を上回った。児童虐待事件と児童ポルノ事件の検挙件数・人員は過去最多となった。

 平成29年の刑法犯少年の検挙人員は、前年比4,719人減の2万6,797人で、14年連続の減少となった。男女別では、男子が2万3,253人と、86.8%を占めている。

 年齢別では、「16歳」が5,472人ともっとも多く、ついで「15歳」4,993人、「17歳」4,548人、「18歳」4,004人、「14歳」3,958人など。学識別では、「高校生」が1万209人と最多、ついで「中学生」6,221人。罪種別では、「窃盗犯」が1万5,575人ともっとも多かった。

 触法少年(刑法)の補導人員は、前年比276人減の8,311人。就学別では、「小学生」が前年比417人増の4,232人で、「中学生」4,071人を上回った。年齢別では、「13歳」3,120人、「12歳」1,523人、「8歳以下」1,246人、「11歳」877人と続いている。

 校内暴力事件と教師に対する暴力事件の総数は、事件数、検挙・補導人員、被害者数ともに前年より減少しているが、小学生に限るといずれも増加傾向にある。校内暴力事件の小学生の被害者は、前年より51.1%増の133人であった。

 いじめに起因する事件数は、前年比6件増の155件。いじめに起因する事件の検挙・補導人員は前年比22人減の245人。罪種別では、「傷害」54件、「暴行」49件が多かった。いじめに起因する事件のうちインターネット利用のものは10件であった。

 一方、児童虐待の通告児童数は前年比1万1,204人増の6万5,431人。保護児童数は3,838人。児童虐待の検挙件数は1,138件、検挙人員は1,176人と、現在の集計方法を取り始めた平成15年以降で最多となった。また、児童ポルノ事件の検挙件数は2,413件、検挙人員は1,703人と、平成12年の調査開始以来、過去最多を記録した。
《奥山直美》

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