大学・研究機関の国際交流、海外からの研究者数は東大3,428人が最多

 文部科学省は2018年9月25日、2016年度における国際研究交流の概況を公表した。海外からの短期受入れ研究者は、東日本大震災などの影響により2011年度より減少したが、その後回復傾向。各大学等研究機関の受入れ研究者数については、東京大学の3,428人がもっとも多い。

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海外からの受入れ研究者数(総数、短期、中・長期)の推移
  • 海外からの受入れ研究者数(総数、短期、中・長期)の推移
  • 機関種別 受入れ研究者数の推移(短期)
  • 機関種別 受入れ研究者数の推移(中・長期)
  • 受入れ研究者数の多い大学等研究機関
  • 海外への派遣研究者数(総数、短期、中・長期)の推移
  • 機関種別 派遣研究者数の推移(短期)
  • 機関種別 派遣研究者数の推移(中・長期)
  • 派遣研究者数の多い大学等研究機関
 文部科学省は2018年9月25日、2016年度における国際研究交流の概況を公表した。海外からの短期受入れ研究者は、東日本大震災などの影響により2011年度より減少したが、その後回復傾向。各大学等研究機関の受入れ研究者数については、東京大学の3,428人がもっとも多い。

 文部科学省の国際研究交流に関する調査は、日本の科学技術国際活動の方向性を検討するための基礎資料として、データの収集・分析を行うことを目的に実施。平成28年度(2016年度)調査は、2016年4月~2017年3月における調査対象機関と諸外国との年間の研究交流状況などについて、国公私立大学、高等専門学校、独立行政法人など計860機関が回答している。

 海外からの受入れ研究者数は、短期受入れ研究者が2万6,330人、中・長期受入れ研究者数は1万2,719人。短期受入れ研究者数は、2009年度まで増加傾向だったところ、東日本大震災などの影響により2011年度にかけて減少。その後、回復傾向が見られるという。

 機関種別の受入れ研究者数では国立大学等がもっとも多く、短期受入れ研究者で1万9,884人、中・長期受入れ研究者で8,044人を受け入れている。受入れ研究者数の多い大学等研究機関は、東京大学3,428人、京都大学3,372人、東北大学2,059人、大阪大学1,755人、筑波大学1,711人の国立大学が上位を占めたほか、高エネルギー加速器研究機構1,620人、理化学研究所1,210人なども多い。

 一方、海外への派遣研究者数は、短期派遣研究者数が16万6,426人、中・長期派遣研究者数が4,363人。短期派遣研究者数は調査開始以降、増加傾向を示している。2006年度の13万2,588人と比べると、10年間で3万人以上の増加となった。

 機関種別派遣研究者数では国立大学等がもっとも多く、短期で9万163人、中・長期で2,497人を派遣している。派遣研究者数の多い大学等研究機関は、東京大学の1万1,488人、京都大学8,397人、東北大学5,614人、大阪大学5,018人、九州大学4,401人の国立大学に、私立の早稲田大学4,101人が続いた。

 地域別研究者交流状況については、受入れ研究者数、派遣研究者数ともにアジア地域がもっとも多い。各国・地域の構成比を見ると、受入れ研究者は、中国15.7%、アメリカ合衆国13.5%、韓国8.0%、イギリス4.8%、ドイツ4.8%。派遣研究者は、アメリカ合衆国21.3%、中国10.1%、韓国7.8%、ドイツ5.0%、イギリス4.4%だった。

 2016年度末時点における海外の大学・研究機関との研究に関する協定数では、調査に回答した860機関のうち551機関が海外の大学・研究機関と協定を締結。地域別内訳では、アジア(526機関)、北米(397機関)、ヨーロッパ(378機関)と協定を締結している機関が多かった。
《黄金崎綾乃》

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