小学生8割が自宅で宿題以外の勉強…スマホ・タブレット活用

 「テラコヤプラス by Ameba」は、全国の小学生の保護者600人を対象に「子供の家庭学習」についてインターネット調査を実施。8割の小学生が宿題以外の勉強も自宅で行っており、勉強にスマートフォンやタブレット端末を活用していることが明らかとなった。

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 「テラコヤプラス by Ameba」は、全国の小学生の保護者600人を対象に「子供の家庭学習」についてインターネット調査を実施。8割の小学生が宿題以外の勉強も自宅で行っており、勉強にスマートフォンやタブレット端末を活用していることが明らかとなった。

 「テラコヤプラス by Ameba」は、「子供の家庭学習」に関するアンケートを実施。調査期間は2023年2月2日~6日。対象は全国の小学生の保護者600人。インターネット(クラウドワークス)にて調査を行った。

 家庭で行っている勉強について、「学校の宿題のみ」と答えたのはわずか2割程(23.7%)。約8割の保護者が子供に宿題以外の勉強をさせていることがわかった。また、「学校の宿題のみ」と「学校の教科書や問題集等」(15.5%)をあわせても約4割(39.2%)となっており、約6割の家庭が学校から配布されるもの以外に、なにかしらの学習の準備をしているということが明らかとなった。

 学校の宿題以外の上位5つを学年別にみると、低学年では「各家庭で問題集等」や「通信教育(タブレット)」が人気のようだが、通信教育(タブレット)については学年が上がるにつれて利用率は特に下がっている。

 一方で、学年が上がるにつれて利用率が上がっていくのは「塾・学習塾の問題集等」と「学校配布の教科書や問題集等」。以前テラコヤプラスで実施した塾の夏期講習に関するアンケートでも、「夏期講習に通い始めた時期」の最多は小学5年生となっており、今回のアンケート結果ともリンクする形となったという。

 また、学校の宿題以外の勉強をしていると答えた405人に家庭学習のおもな目的を尋ねたところ、「学習習慣を身に付けるため」がもっとも多く43.2%。そのうちの約4割が低学年の保護者となっていた。ついで「学校の課題をこなすため」(25.4%)、「成績を上げるため」(11.9%)という結果となった。

 さらに、勉強でわからないことがあったときにどのように解決しているかという質問に対し、全体では「その場で家族に聞く」がもっとも多く32.7%。特に低学年では約4割(37.1%)を占めており、低学年を中心に多くの保護者が子供のサポートをしながら家庭学習を進めているようすがうかがえる。「紙の辞書や教科書で調べる」(25.4%)がそれに続いた。

 しかし、調べる際に利用するものとしては、「スマートフォン」(22.4%)と「パソコンやタブレット端末」(19.1%)をあわせると41.5%となり、家庭学習においては辞書や教科書はあまり活用されていないことがわかった。

 中学年以降はその割合が顕著に低下していき、高学年にいたっては「スマートフォン」(24.4%)と「パソコンやタブレット端末」(21.7%)の合計が46.1%と、半数近くが勉強でつまずくとそれらで調べているようすがうかがえる結果となった。

《いろは》

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