児童虐待の検挙人員・被害児童数が過去最多…警察庁

 警察庁は2019年8月29日、「平成30年(2018年)中における少年の補導および保護の概況」を公表した。2018年における児童虐待事件の被害児童は1,394人。2018年の児童虐待事件における検挙件数、検挙人員、被害児童数は、いずれも過去最多となっている。

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児童虐待事件の態様別検挙状況の推移
  • 児童虐待事件の態様別検挙状況の推移
  • 非行少年などの検挙・補導人員の推移
  • 覚醒剤乱用少年の男女別、学職別検挙人員の推移
  • 大麻乱用少年の男女別、学職別検挙人員の推移
  • 校内暴力事件の推移
  • 教師に対する暴力事件の推移
  • 児童虐待事件の罪種別検挙件数の推移
  • 児童虐待事件における被害児童の年齢別状況の推移
 警察庁は2019年8月29日、「平成30年(2018年)中における少年の補導および保護の概況」を公表した。2018年における児童虐待事件の被害児童は1,394人。2018年の児童虐待事件における検挙件数、検挙人員、被害児童数は、いずれも過去最多となっている。

 2018年中の刑法犯少年の検挙人員は2万3,489人。2004年以降15年連続で減少しており、2009年の3分の1以下にまで減少している。触法少年(刑法)は6,969人で、9年連続で減少。2011年まで増加傾向にあった特別法犯少年は、2018年中は4,354人と7年続けて減少している。また、触法少年(特別法)も633人と6年連続の減少となった。

 特別法犯少年のうち、覚せい剤取締法で検挙されたのは2017年より5人多い96人。大麻取締法で検挙されたのは429人で、2017年より132人多く5年連続で増加している。

 校内暴力事件は668件で、検挙・補導されたのは724人。事件数、検挙・補導人員、被害者数は2014年以降5年続けて減少している。教師に対する校内暴力事件は260件。このうち、小学生34件、中学生217件、高校生9件と、中学生が突出して多い。

 児童虐待事件の検挙件数は2017年より242件多い1,380件で、検挙人員1,419人、被害児童は2017年より226人多い1,394人だった。児童虐待事件における2018年中の検挙件数、検挙人員、被害児童数は、いずれも過去最多。罪種別では、傷害がもっとも多い。被害児童を年齢別にみると、1歳未満、11歳~17歳の構成比が高かった。

 児童虐待による死亡事件は35件で、被害児童は36人にのぼる。被害児童の年齢は「1歳未満」15人がもっとも多く、「1歳」5人、「2歳」4人、「3歳」2人、「4歳」2人などが続いた。死亡事件のうち身体的虐待が31件、怠慢または拒否が4件。過去10年間の構成比をみると、身体的虐待の検挙件数、検挙人員、被害児童数が総数の7割以上を占めている。

 「平成30年(2018年)中における少年の補導および保護の概況」の詳細は、警察庁のWebサイトに公開されている。
《外岡紘代》

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